6月も中旬。そろそろ暑くなってきましたが、日の当たる場所に車を停めておくと、室内はとんでもなく暑くなりますよね。エンジンをかけ、エアコンをMAXにして窓を開け、車を降りて待つ、なんてことをしたくなります。家族でお出かけした時なんかは、お父さんが一足先に車に戻り、こんなことするのかもしれません。余談ですが最速で室内を冷やす方法は、窓全開、エアコンMAXで走ることだそうです。冷却スプレーはこれに比べると冷えないらしいですよ。
さて、PHVの330eにはアイドリングストップのOFFボタンが無いのですが、エアコンはアイドリングしていなくてもかかり続けます。30分とか長時間試したことはありませんが、運転席に人が座っていれば10分くらいは確実に動き続けます。運転席に人が座っていれば、というのは変な言い回しですよね。そう、恐らく安全上の問題だと思うのですが、330eは走行スタンバイ状態(ガソリン車のアイドリング状態)で運転席のドアを開けると、アクセサリーON状態(ガソリン車でアイドリングが止まった状態)になり、エアコンはOFFになってしまうのです。エアコンをかけ続けるには暑い室内で耐えるしかありません。タイマーエアコンを設定すれば車がその時間に起動しエアコンがかかるはずですが、買い物に行った場合などはちょうどいい時間に車に戻れるとも限りません。
タコメーターの針がREADYなのでエアコンが使える走行スタンバイ状態。この状態でドアを開けると針がOFFになり、オーディオはかかったままだけどエアコンは止まります。
ちょっと困ったので営業の方に電話して質問してみました。すると、一応方法があるとのこと。さらにネットで調べるとAH3乗りの方が別の方法で停止状態でもエアコンをかける方法を紹介していたので、2つの方法を紹介したいと思います。
まず簡単な方から。ネットで調べた方法なのですが、手順は、1:乗り込む 2:ブレーキ踏んでスタートスイッチON 3:エアコンを設定 4:アクセルを軽く踏む。するとエンジンがかかりアイドリング状態になる 5:降りる というものです。アイドリングさせればドアを開けても大丈夫なんですよ。何分この状態が続くかは未確認ですが、これでガソリン車の様にアイドリングしつつエアコンが効くことになります。
営業の方に聞いた方法は、1:乗り込む 2:ブレーキを踏んでスタートスイッチON 3:ブレーキを踏んだままギヤをドライブへ、さらにシフトレバーをM/Sへ倒すとエンジンがかかる 4:ブレーキを踏んだままPボタンを押してパーキングへ。するとシフトレバーが勝手に中立へ戻る 5:エアコン設定 6:降りる というものです。手順が少し多いし、一旦ギヤをドライブに入れるのでうっかりブレーキから足を離すと車が進むこともあり、先に紹介した方法が楽で安全なのですが、一応紹介しました。
どちらも「強制的にエンジンをかけ、エンジンがかかればドアを開けてもアイドリングし続けてくれる」という部分は共通です。たぶん7シリーズや5シリーズのPHV車である740e、530eや、225xeなども同じ方法でいけると思うので、検索でひっかかった場合は試してみてください。エンジンがかかっていない場合は走行スタンバイ状態でも静か(キーンという高周波音は聞こえる)なので、安全上ドアを開けるとアクセサリー状態に移行するんでしょうね。アイドリングすれば音や振動で車が起動状態なのが分かるので、ドアを開けてもアイドリングし続けるのだと思います。
冬にバッテリーに負担をかけず室内を温める方法としても使えそうですね。
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