ぐっどすぴーど

40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

RS Productsのメタルケージキットを取り付けたらスピードメーターが狂った?原因はニードルの押し込みすぎかも

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ここではNDロードスターのメーターパネルをRS Productsさんのメタルケージキットに自分で交換したら、スピードメーターの動きが変だとか、速度が狂った、壊れたかも?という時の対策について書いていきます。私が高速道路を走っていたらスピードメーターの針が明らかに低い速度を指しておりビックリしたんですよ。Xにて質問してみたら「パイロットランプに針が当たっている可能性があり、これを浅く取り付けることで直るかも」というコメントがもらえたのでやってみたところ、ちゃんと直ったのです!

具体的にスピードメーターがどう狂ったかと言うと、速度が100km/hになるかな?というところでカクンと針が下がって30km/hほど低い数値を指すようになりました。実際の速度が30km/hを下回ると針はゼロを差し続けるのですが、徐行くらいの速度でまたカクンと動き正しい速度に戻り、100km/hを超えなければ正しい速度のまま、100km/hを超えるとまた狂うけど、速度が落ちると再び正常に戻る、という症状です。

メーターに赤線を引いてみましたが、確かに100km/hくらいで針の後ろの出っ張りがパイロットランプの位置に来ることになり、接触するとズレるというのは納得です。ちなみにメタルケージキットを取り付けた時の記事はこちらからどうぞ。

Xの質問と同時にRS Productsさんにメールで質問してみると、針がパイロットランプに触れている可能性が高いので、組み直してみてくださいという返事をいただけました。温度差でプラスチックの収縮が起こり、今までは良かったのにちょっとズレた可能性があるとのこと。

メーターパネルを外すのはちょっと面倒くさいですが、このまま走る訳にもいきませんからやっていきましょう。内装のパネル外しはエアコンフィルターでもやっているので慣れてきました。一応説明書では助手席の足元からパネルを外していくように書いてあるのでそれに従いますが、やろうと思えばメーターフード付近だけでも外せるかもしれませんね。

で、メーターユニットを外して家に持ち込み、表面のアクリルパネルを外してスピードメーターの針を手で触ってみると、確かに100km/h弱のところでパイロットランプに後ろの出っ張りが触っており、少し力を入れる触れたまま超えますが、やはりこれが原因っぽい。ということは針を一旦外し、少し浅めに取り付ければOKのはずです。

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この針外しをやったことがある人なら分かると思いますが、ただ引っ張るだけではいけません。本体から生えている金属の芯が「絶対に」抜けないよう、針の真ん中にある装飾パーツをバラし、メタルケージキットに付属していたピンで芯を押さえながら針を外す必要があります。あとスピードメーターは時計回り回すのはいいですが、半時計回りはNGなのでそのあたりにも気を使って慎重に。

ここで失敗談。無事に針は外れ、どのくらいの隙間で取り付けようかな?と試したら、簡単にズッポシ奥まで刺さってしまい、再度針の装飾をバラして取り付けることになりました。あとですね、最初に作業した時がどうだったか忘れましたが、RS Productsさんの交換動画ではスピードメーターは針を反時計回りに回してはいけないと言っています。これ、ゼロの位置から反時計回りに回そうとすると抵抗があるんですよ。なのでそこから無理して回すと内部のギヤが壊れる可能性があるのだと思うんですね。速度が上がる時計回り方向はメーター読みMAXの200km/hを超え、たぶん240km/hくらいの位置まで来ると針が動かなくなるので、こちらもそれ以上回すのは怖い。タコメーターは針を取り付けた後にゼロ位置を合わせるのにグリグリ回しましたが、スピードメーターは両回転共にひっかかるポイントがあるのでそれができないので、どうするかと言うと針を押し込む位置がそのままゼロになるよう、メチャクチャ慎重に押し込むことになります。失敗すると装飾部分のバラシを再度することになりますからね・・・

そんなのを2回ほど失敗した後なんとかゼロピッタリ、高さも余裕を持って取り付けできたので、文字盤の指紋を拭き取ってカバーを取り付け、車に戻してカプラーを接続します。そうそう、このカプラーは自分から見えない位置で差し込むことになるので、手の感覚だけが頼りでなかなか入りません。なので誰かに外から見てもらい、もう少し上、右、角度を起こして・・・など指示してもらうと楽ですよ。今回は息子にお願いしましたが、すぐできました。

そして緊張の電源ONです。針外しに苦戦し、かなりグリグリ触ったので芯の内部にあるギヤが壊れた可能性もあるか・・・と不安でしたが、無事に起動し、内装を戻してテスト走行しても正しい速度を示してくれました。壊れてなくて良かった・・・

ということで自分でメーターの文字盤交換をした方でスピードメーターが狂った場合にはパイロットランプに針の後ろが当たっている可能性があり、組み直しで直るかもしれないよ、というお話でした。誰かの役に立てば幸いです。