ぐっどすぴーど

40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

コムテックのレーダー ZERO703V レビュー

calendar

reload

コムテックのレーダー ZERO703V レビュー

取り付けたのは4ヶ月くらい前なので自分の中で今更な感はあるのですが、レーダー探知機 ZERO703Vのレビューをしてみたいと思います。取り付けた早々に書こうとも考えましたが、警告の適切さ、誤報の頻度などはある程度使ってみないと分からないので、これくらいクッションを置いたほうがいいのかもしれません。しかし取り付けをした際の内装パネルの外し方や配線は忘れている部分もあり、一長一短だったりしますw

そもそもなぜレーダーを取り付けたかと言えば、本来の目的であるオービスや取締の警告というのはついでだったりします。今回の目的はスピードメーター。MINIのスピードメーターが見づらいから。見づらい、というか、ピント合わせが疲れる気がするんです。MINIのスピードメーターというのはステアリングコラムの上に乗っており、ステアリングのポジションを調整するといっしょに動きます。その為角度的には見やすいのですが、普通の車よりも手前にメーターがあることになり、運転中に前方からメーターに視線を移す際のピント移動が大きく、目が疲れるのです。みんながみんなそうか?というのは分かりませんが、私はそうでした。なので高い位置にスピードメーターが欲しいと思い、レーダーを取り付けることにしたんですね。ついでにオービスや取締ポイントも警告してくれればいいのです。

メーカーやモデルに特別コダワリは無く「見た目が好きで適当な価格」という理由でコムテックのZERO 703Vを買ったワケですが、本体は至って普通です。フレームがシルバーで見た目は良いのですが、ガラスに反射するので実用面だけ考えるなら真っ黒が良いかと。高価なモデルだと全体が同じサイズでも画面が大きくなる(ベゼルが薄くなる)のは他メーカーもよくあるパターンですね。裏面はサラサラしたゴムのような質感でナイス。何年か後にベタベタにならなければいいのですが。

背面右にSDカードスロット。マイクロSDカードとSDカードアダプターが付属していますが、本体のスロット部分がSDカードサイズなんだから、付属品もアダプターなんて使わずSDカードでいいのでは?と思います。左側には電源を取るUSBポートとドライブレコーダーを連動させる端子あり。OBDⅡアダプターを別で購入すれば燃費やブースト圧なども表示できるそうですが、そのOBDⅡアダプターが5000円くらいするので却下です。

取り付けに関しては忘れている部分が多いですねw 電源はヒューズボックスから取るのですが、グローブボックス周辺を外すのにけこう苦労した記憶があります。ネジを外すのはいいとして、バコッと外す部分はどのくらい力を入れていいか悩むもの。壊すのは嫌だし、でもかなり力を入れないと外れない部分があり、ビビリながら作業したのを覚えています。

アースは横から。黄色の配線ですね。黒もアースでして、2本出ているのは今後ドライブレコーターを取り付けることがあるかも?と思って予備を出しておいたもの。色が違って気分が悪いですが、手元にあった残り物の配線でやっており、どうせ見えなくなるので気にしないことにします。ヒューズから引っぱってきたプラスも二股になっていますね。グローブボックス周辺にはトルクスネジが使われているので、作業前に用意しておきましょう。

先端を交換できるビット式ドライバーは一度買うと便利です。下の画像のTONEのビットドライバーは結婚祝いに友人からもらったもの。ラチェットにも固定にもできるし、そのカリカリ感も付属ビットの強度と精度も高く気に入っています。

写真ではグローブボックスから配線を出して写真を撮っていましたが、実際にはまた奥に戻し、運転席側の足元、Aピラー付け根と裏を這わせているので線が見えるのは本体への接続部分だけ。スタイリッシュなMINIの内装で配線が丸見えなんて無粋な真似はできません。助手席側から運転席側まで配線をもってくるのはフットレスト左から針金を通し、先端が助手席足元に出てきたら配線をテープで針金に貼り付け引っ張るのですが、これもなかなか苦労した覚えがあります。余談だけどドライブレコーターの配線がだらーんと垂れ下がっている車。あれ、自家用車だとしたらよく我慢できるなーと不思議に思います。仕事の車で強制的に付けられているならギリギリセーフですが、それでも私が運転するならせめてフロントガラスの外側を這わせるくらいはするだろうなーと思う。

本体へ接続する部分は付属のシガーソケットとUSB端子のケーブルをシガーソケットの手前20cmくらいの部分で切断し、配線を剥いてプラスマイナスそれぞれに繋げばいいだけなのですが、簡単に配線の取り外しができるようにワンタッチプラグを使いました。しかし線があまりに細い為に接触が悪く、結局剥いて結ぶように繋ぎ、絶縁テープを巻くという古典的な方法が良かったのでした。

スポンサーリンク

でダッシュボード右端に両面テープで土台を貼り付けます。しかしクラブマンのダッシュボードでちょうどいい位置はカーブが強く(奥が低くなっている)、接着面が少ないんですよ。なのでプラスチック用のパテで台座をダッシュボードの形に合わせます。ダッシュボードに養生テープを貼り、適当にパテを盛り付けた台座をダッシュボードに押し付ければカーブの形がぴったり合うので、あとは硬化後に削って形を整え、つや消しの黒で塗装して完成。

こちらは付属品のリモコン。受信する角度が狭く、しっかり本体に向けなければ反応しません。

画面表示はいろいろ切り替えられます。上の画像はアナログ表示で3個並べたもので、表示させる内容も変えることが可能。画面の解像度はすごく高精細とは言えませんが十分納得できるもの。日中でも見える明るさとコントラストはOK。周囲が暗くなると自動で画面も暗くしてくれるオートの精度も悪くありません。

スピードのみの表示。80年代のデジタルメーターみたいなデザインはカッコイイのか悪いのか・・・シンプルに数字で65km/hとだけ出してくれた方がいいんだけどなぁ・・・

左にアナログスピードメーター、右に時計とコンパスを出したもの。必要なものはこれで全部なのですが、9:45の上にあるバーグラフみたいなのが1秒ごとに増え、50秒から上は赤くなり、60秒で消えてまたカウントしはじめるギミックはいらないですね。

そのバーグラフは左に2個表示の時に出るものなので、4個表示にすれば消えます。特に必要無いのですが標高と衛生受信数にしてあり、これが一番落ち着く表示方法でした。(コンパスは少し動かないと表示されない)スピードメーターの青と赤のカラーが私には不要で白黒がシンプルでいいのですが、変えられないので諦めています。車の時計を探してしまうことがあるのでレーダーに時計が出るのが便利でした。

レーダーがメインの画像ではありませんが、メーター周りの画像。右上にレーダーがありますが、この位置にスピードメーターがあると視線の移動が少なく非常に快適!嫁さんもたまにクラブマンを運転するのですが、レーダーを取り付けてからはそっちを見ると言っていました。それから画面の左右にボリュームやメニューなどのボタン、下に装飾のライトがあるのですが、このイルミネーションは10色くらいの中から選べます。MINIはメーターの照明がオレンジなのでレーダーもオレンジにすると統一感があって良し。

レーダーとしての使い勝手はなかなか良いですね。ネズミ取りが過去に行われたことのある場所はGPSで記録されているので、その地点に近づくと警告してくれますし、オービスも同様。音声警告もさほどボリュームを上げていないのに聞き取りやすくてGOODです。突発的なネズミ取りによるスピード計測を回避できるかはネット情報では無理ということですね。レーザー照射されるのは一瞬で、それに反応してレーダーは警報を鳴らすけどすでにスピード測定は終わっている、とのこと。ま、納得です。ちなみに私の地元でネズミ取りをやっている場所を通ると、その地点もGPS登録されているみたいで警告してくれました。それからここ数年で増えてきた「生活道路の小型オービス」。制限速度が40km/hなど低い場所に設置してあるもので、これもGPSデータが入っていれば警告してくれるのはいいのですが、速度が制限速度内でも警報鳴りっぱなしでピーピー五月蝿い。ミュートすると警報は消えますが一時的なもので、次回同じ場所を通った時にはまた鳴るのです。制限速度を下回ったら警報は勝手にストップしてほしい。

最後は誤報について。自動ドアに反応するのが邪魔ですね。まぁレーダーとしてどうしようもない部分ではあると思いますが、特に路面店の多い場所を走ると鳴りまくるので、そんな時はリモコンで頻繁にミュートを押すことになります。同じ場所を24時間以内に通ると誤報ポイントと認識し、登録しますか?というメッセージが出るので、これをやっておけば次からは警報が鳴らなくなるのはいいのですが、ちょっと面倒ではあります。

私が買った時は価格が16,000円くらいでしたが、レーダーとしての性能は十分ですし、スピードメーターが見やすい位置に欲しい、という最大の目的は達成されたので気に入っています。室内の雰囲気を壊さないデザインですし、オレンジのイルミネーションが違和感無くて良しです。

amazonアソシエイト