鈴鹿サーキットの国際コース(東コースと呼ばれるショートコースだけど)を専用の電動カートで走るサーキットチャレンジャーに乗りました。去年も鈴鹿サーキットには行っていますが、サーキットをプラクティスで使っていたのでこのアトラクション自体が中止で乗れなかったんですよね。しかし今年はサーキットが使われていなかったので乗ることができたのです。公式サイトでは「小学生以下の子供がF1のコースを走行できるアトラクションは世界でここだけ」となっており、珍しいアトラクションらしい。ま、その子供には「ふーん」という感じかもしれませんがw
サーキットチャレンジャーは乗り物パスポートでは乗ることができず1台1500円の別料金となります。1台に大人2人と子供1人の最大3人乗ることができ、私達はこのパターンで乗りました。私が運転、嫁さんが子供を抱っこです。2台に別れれば3000円。子供が運転する場合は1人で運転できるのが小学5年生以上、2人で乗る場合、助手席に中学生以上の人が乗れば運転は小学3年生以上で可能。去年の私みたいに営業していない日もありますし、1日の定員が200台と決められているのでスケジュールを確認し、確実に乗りたいなら公式サイトから予約するのがベターかと思います。私が行った日は空いていて乗り物乗り放題でしたが、それでもサーキットチャレンジャーの時間になると乗り場には30人くらい集まってくるのです。タイミングにもよりますが待ち時間が15~30分くらい発生するので真夏や真冬は厳しいものがありますね。
乗る車はこんな感じでなかなかカッコイイ。特徴は子供でも運転できるよう、アクセルとブレーキがハンドルに付いているところ。車のパドルシフトみたいなデザインで、右がアクセル、左がブレーキ。フォーミュラーカーの様なデザインのハンドルで非常に小さく、運転する時はズッシリ重い。それからハンドルにはシフトアップ&ダウンボタン、現在のギヤを表す液晶と、シフトアップポイントを知らせるインジケーターが装備されています。カッコイイですね。シフトは本当にギヤが存在するのではなくモーター回転数を段階的に制御しているだけみたいですが、気分としては悪くない。
では走行映像を載せていきましょう。このレーシングチャレンジャー、走行中の動画撮影がOKでした。念の為スタッフさんにアクションカムを見せて「走っている動画撮ってもいいですか?」と聞くと、「危なくない程度にお願いします」とのこと。遊園地ゾーンのゴーカートでは走行中の撮影禁止なのにこっちはいいのかと不思議に思いますが、小さなコースのゴーカートは他の車とぶつかることもあり、その衝撃でカメラやスマホを落とすと危ないのかもしれません。サーキットチャレンジャーはコースが広いので他の車と接触することは少なそうです。ここからはアクションカムの動画から切り抜いた画像と、PS4のグランツーリスモSPORTのスクリーンショットを比較しつつ話を進めていきましょう。
コースに出る瞬間。コースに出ると無線っぽい感じで蛇行してハンドリングテストをしてくれという指示が出ます。
グランツーリスモSPORTのスクショと比較すると「そのまんま」。続いてスターティンググリッド。
多くの名ドライバー&ライダーが見つめた景色と同じものを見ていると思うと感慨深いものがあります。グリッドで停止し、車両の「Sボタン」を押せという指示に従うとレッドシグナルが点灯し始め、オールレッドからブラックアウトでスタート。
スタートして4速までシフトアップすると最高速度に達します。体感では40km/hくらいに感じましたが、後で計算したらMAX26~28km/hでした。視線が低いから体感速度が上がるみたいです。
1コーナー。けっこう下りながら進入するんですね。
グランツーリスモSPORTのスクショも鉄塔やスタンドなど忠実に再現されていました。視点が変わったのは周囲が広く見えるようにする為。手前の白線はピットロードから出た後のはみ出し禁止線で、広角のアクションカムと周囲の風景を合わせる位置に車を止めると少し後ろになるので入ったみたいです。
続いてS字の後半。
思ったよりも下って上っているのが実際に走るとよく分かる。上りの時に3速にするのが正解なのか、4速のままでいいのかがイマイチ分かりませんでした。
グランツーリスモのスクショにマップが出ているので位置が分かりやすいですね。ここもコース、建物共にそのまんま再現されています。連続のS字はコーナーの大きさとRが微妙に違うので、同じリズムで走ると曲がりきれないイヤラシイコーナーです。レーシングチャレンジャーの速度ならまったく感じませんけどw
最後にホームストレート手前。
ここは実写だと横に白線がありました。レーシングチャレンジャーのゴールライン?この後自動で減速され、左側のピットレーンに入り終了となります。
グランツーリスモでは手前のスタンド奥に木が見えますが、実写では何か建てているので切り倒されたのかな?
走行前にカードを車両のスロットに入れるのですが、そのカードに走行データが記録されているそうで、走り終わった後は車両からカードを抜いて出口に設置してある専用端末に入れるとデータが記載された紙が出てきます。シフトアップのスコアが低いのはシフトインジケーターを見ていなくて適当にシフトアップしていたから・・・かな。走行距離1813.1m、時間4分39秒ということは平均速度が約23.4km/h。最高速度はここに出ていませんが、撮影した動画から1コーナー手前の200mと100mの看板を目標にして100m走るのにかかった時間を調べて算出してみました。100m走るのにかかった時間は13.25秒で、時速にすると27.2km/hですね。大人としてはもっとスピードが出てほしいところですが、2歳の子が助手席に座っていたり、小学3年生が運転することを思うとこれくらいが安全なのかもしれません。
視線が低いことで体感速度は上がるし、ショートコースとは言え広々とした国際コースを走るのは爽快感があります。スターティンググリッドからレッドシグナルが点灯していくのを見つめるのはレーシングドライバーの気分になれ、レース好きの人なら「あの時の○○と俺は同じシグナルを見ている!」とテンション上がること必死。コースのアップダウンもゲームとは違いリアルに感じられるし、気候が良い時は風が気持ちいいですよ。レース好きの人はもちろん、いつでも乗れるワケではないので1回くらい記念に乗ってみることをお勧めします。
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