ベタかグラミーが飼いたいなーと思い、30cmのキューブ水槽と必要なもの一式を購入しました。濾過フィルター、ヒーター、照明器具、水温計、そしてソイル。底砂は砂や砂利みたいに永久に使えるものにするか、ソイルにするか。ソイルなら栄養の多いものにするか吸着系のものにするか悩み、結果的に吸着系をベースに栄養系を部分的に使い分ける、ということにしました。
ソイルを使うのは初めてだけど、果たしてどれくらいの期間で粒がドロみたくなるのか?これは体験してみないと分かりませんね。上の画像の黒い袋が吸着系ソイルで、左は濾過バクテリアが住みつきやすい濾材。ついでに水を弱酸性に傾けてくれるパワーハウス カスタムソフトタイプ。
私の住む地域は水道水も湧き水もアルカリ性が強めなんですね。pHは試験薬タイプで測ると8.0~8.5くらいを示します。
これをなるべく弱酸性にしたくて、そうなると砂や砂利では難しいのでソイルを使うのが手っ取り早い。そしてそこそこ水草を育てて、上手くいけば60cm水槽へ移してもいいかなーと思い、水草を植えない後ろの方、流木の下は吸着性、水草を植える予定の場所は栄養系ソイルという感じにセットしました。栄養系ソイルは写真がありませんが麦飯石パワーソイルというものです。こちらも水を弱酸性にしてくれミネラル効果で水草を育てるとありますが、栄養の量は少なめっぽい。あまりに栄養が多いとコケが蔓延することもあるでしょうし、このくらいのソイルで初めてみましょう。上手くいくのか分かりませんが、とりあえずやってみようと思います。
今回メインに書きたいのはヒーターについてで、GEXのスタンディ120Wというものなのですがこいつが非常に微妙なモノでした。
水温を一定に保つには加熱するヒーターとサーモスタットと呼ばれる水温を監視しヒーターを入れたり切ったりする2つの部品が必要です。この製品はヒーターとサーモスタットが一体型で温度は26℃固定となっており、温度調節できる機種もある中でまぁ安いしこれでいいや、という選択でした。30cmキューブ水槽は満水で27Lですが実際には23〜24Lの水量で、メーカーHPでのスペックでは80Wモデルが26L以下なのでこちらでセーフですが、ギリギリなので念のため1ランク大きい120Wを選択しました。120Wだと48L以下となりかなり余裕のあるパワー。のはずですが、水を張って濾過フィルターを動かし、ヒーターを入れて一晩放置したところ23℃までしか上がらないのですよ。
ちなみに水槽付近の室温はエアコンがかかっていないので夜間は10〜12℃くらいのことが多いです。水槽ヒーターにとって厳しい条件だとは思いますが、それを踏まえて120Wにしたんですね。
新しく買った水温計が狂っているのか?を疑い60cm水槽の今まで使っていた温度計の横に取り付けてみますが、同じ温度を示すので狂ってはいません。まさか保温はできるけどこれ以上温度を上げることができない?と思い、キューブ水槽にヤカンからお湯を入れて一旦30℃まで上げ、さらに一晩放置すると、やっぱり23℃に下がっています。こうなると温度が上がらない理由はヒーターのパワー不足かサーモスタットの狂いのどちらか。一体型ということでヒーターのすぐ側にサーモスタットがあり、ヒーター周りの水温は26℃まで上がっているのを感知してしまうのかも。試しに濾過フィルターの水吸い込み口のすぐ横にヒーターを動かし、ヒーター付近の水が動くようにしてみると翌朝24℃に上がっていました。次は吸込口の真下にヒーターを設置してみます。横置きする場合は向きがあり、先端の長い方が上になるようにと説明書にあることから、短い方に温度センサー部分があると思われます。温められた水は水流が無ければ上がっていきますからね。その温められた水を吸い込めばさらに水温が上がるかもという考えでやってみたところ
翌朝24.5℃になっていました。壊れている・・・とは言いづらく、24.5℃ならだいたいの魚は飼育可能なのでしばらく使うことにしますが、一体型で温度固定というのは温度が低かったり高かったりしても調整する術が場所移動くらいしかないので困るということが分かりました。次に買う時はサーモスタットと別になっていて、かつ温度調整できるタイプにしようと思います。それからパッケージにヒーターは消耗品なので1年か2年で買い換えろとありますが、そんなもんなの?ウチに元々ある60cm用のヒーターはニッソーのものでサーモスタットと別々のタイプですが、どちらも10年以上経過していますが壊れていません。真冬に壊れたら一晩で魚は全滅するでしょうから、そりゃ定期的に交換するのがベターなのは分かるけど、1、2年で使えているモノを交換するのはもったいないじゃないか!と思います。そう考えるとベストは2台のヒーター&サーモスタット(通電を示すパイロットランプ付き)を入れておくことか。これなら両方壊れない限り魚は死なないし、使えるモノを捨てる無駄もない。でもコンセントがいっぱいいるし、人工物がいっぱいで水槽の中がゴチャゴチャするのも嫌だ・・・悩ましい問題です。
購入した水槽も濾過フィルターもGEX製。安いのが魅力のGEXですが耐久性はどうなんでしょうね?
外掛けフィルターは楽々パワーフィルターMサイズで、水の量からすると少し余裕を持ってのMサイズです。モーター音は非常に静か。水流調整機能も使えるもので、最弱と最強ではけっこう差がでます。水の出口にルーバーが付いており、これでも水流の強さと方向を変えられて便利。活性炭とバクテリアの住処となる2つのフィルターが含まれているし、空いたスペースに好きな濾材を入れることもできるのでこいつはなかなか良い商品ではなかろうか。壊れなければ。ただ付属のフィルターは交換が簡単な反面純正品だと割高だし、交換すればそこで育ったバクテリアをすべて捨てることになるので、低コストなフィルターや濾材を半分づつ交換できるようにするとか工夫が必要ですね。
LED照明はEAYHMアクアリウムライトというもの。2600円くらいです。
タイマー、明るさ調節が使え、おおまかですが色も変えられます。
ボディの質感がなにげに高い。
使ってみるとけっこう明るく、見た目も良いので壊れなければこちらも良い商品な気がします。
とりあえず水質が安定するまでフィルターを回し続けることになり、水草は入れていいけど魚は2週間くらい様子を見てから入れようと思います。60cm水槽に入っていたツーリーフハイグロの切った残り?と南米ウィローモスを流木にくくりつけ入れてみましたが、果たして大磯砂で植物に対する栄養は魚や餌から出る分のみの60cm水槽より育つものなのか?楽しみです。
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