ぐっどすぴーど

40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

NDロードスターのエアコンフィルターは室外用と室内用、どちらが使いやすいか検証 私は今後、外用を使っていくことにしました

calendar

エアコンフィルターが付いていないロードスター。じゃあ外気取り入れにしたらホコリとか花粉とかどうなるの?と疑問に思うでしょうけど、素通りです。(実はハイエースとか軽トラなどの商用車にも無かったりする)これはロードスター乗りの間ではそれなりに有名な話で、NDの場合は社外品で良いフィルターが売られているんですね。このフィルター、室内に取り付けるタイプと室外に取り付けるタイプがありまして、私は両方試したのですが今後は「室外」のを使っていこうと思いました。どちらも一長一短ありますが、この記事ではなぜ室外がいいのかをお話していこうと思います。

まず室内に取り付けるエムリットフィルター。当時はこれしか知らなくて納車から1ヶ月後くらいに自分で取り付けたものの、その取付作業がメンドクサイのです。エアコンフィルターって1年くらいで交換するのが普通だけど、これを毎年やるのかと思うとうんざりするくらい。その理由は、NDロードスターのエアコンフィルター取り付け位置というのは助手席側のパネルをごっそり外して、奥にある何かしらのユニットに繋がるカプラーを外し、奥に手を突っ込んでようやくアクセスできる位置にあるから。

フォルターを設置するべき箱があり、そこに標準状態だと粗い網が入っています。普通の車ならグローブボックス外せばすぐアクセスできるので5分もあれば交換できますが、ロードスターだと1~2時間はかかってもうやりたくない・・・で、なるべくこのフィルターを汚さないよう、空気の取入口に100均のエアコンフィルターを取り付けたんですよ。取入口へのアクセスはボンネットを開けて黒い樹脂パネルを外すだけなので簡単で、ここで大部分のゴミをキャッチできれば室内フィルターは2年に1回でいいのでは?と考えたのです。

8ヶ月くらいでこれだけ汚れました。もし100均フィルターが無ければ内部フィルターがこれだけ汚れる訳で、付けてて良かったと思いましたね。

その後、この場所に付けるしっかりしたフィルターが売られていることを知り、RSプロダクツさんのメタルゲージキットの取付工程で助手席パネルを外すことになるから、ついでにエアコンフィルターも交換しようと思った訳です。

左が室内に使うエムリットフィルター(使ってたヤツを外して撮影)、右が今回買った外用フィルターで、こいつはAmazonには売ってないからYahooショッピングで買いました。値段は2800円くらいでしたね。

空気を吸い込む側の汚れはこんな感じ。全体的に白っぽく汚れていて、奥には細かい砂?ホコリ?が溜まっています。取り付けたのは2022年10月なので15ヶ月使っていたことになる訳ですが、空気の取入口に100均フィルター付けててもかなり汚れるみたい。24ヶ月はギリギリいけそうだけど100均フィルター無しだとホントに1年交換になると思う。

スポンサーリンク

上の緑が綺麗なのが裏面、下の色が薄くなっているのが表面という拡大図。緑色の鮮やかさが全然違いますね。

エムリットフィルターは外したので、なんとなく標準装備の網を戻しておこうと思います。

外側フィルター取り付け。ジャストサイズですし、周囲が吸音スポンジみたいな素材なので隙間はありません。

エムリットフィルター付属の網を使って100均フィルターを挟んでセット。これでフィルター寿命を延ばすのです。次から交換は楽だし別にいいんだけど、なんとなく気分的にw

こうしてフィルターを外側にして数日経ちますが、どのくらいホコリをキャッチしているのかは正直分かりません。ですが1つ確実に変わったのは外気取り入れモードで風量がかなり落ちたということです。体感的には半分くらいになったと言ってもいいくらい落ちました。で、内気循環モードにすると風量はメチャクチャ強くなるんですよ。エムリットフィルターと今回の白いフィルターを並べた画像を見ると分かりますけど面積がずいぶん違うので、そのせいで抵抗が増えて外気取り入れモードだと風量が落ち、内気循環モードではフィルターが関係無くなるので風量が増す、ということだと思う。

シュレッダーで切った厚めの紙で吹き流しを作って実験してみる。エアコンONで風量MAXです。静止画だと風量が落ちているのは分かるけど、どのくらい落ちているのかが分かりづらいですね。

簡単に図にするとこんな感じか。

この図は内気循環モードを表しており、グレーの棒みたいなのが動き室内からの入口を塞ぐと同時に外気側が開けば外気取り入れ状態になる訳ですね。室内フォルターがある時は外気取り入れと内気循環の両方でフィルターを通した空気が出ることになり、今回みたく外用フィルターのみにすると内気循環ではダイレクトな空気が出ることになります。まぁ室内の空気ならダイレクトでも問題無いでしょう。もともとフィルターレスなんだし。

ということでまとめると、交換作業は圧倒的に外用フィルターが短時間で済みます。デメリットは外気取り入れ時の風量がかなり落ちることと、内気循環時はフィルターを通さないこと。素早く室内を冷やしたい時には内気循環モードにするのが良いといいますし、個人的にはデメリットはあまり気になりません。室内フィルターのメリットは外気取り入れ時にも風量の低下はさほど気になりませんし、内気循環時にもフィルターを通したクリーンな空気が出ること。が、交換がかなりメンドクサイ。ということを踏まえ、私は交換が楽な外用を使っていこうと決めたのでした。エアコンフィルターに悩んでいる方の参考になれば幸いです。