ぐっどすぴーど

40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

V60 ポールスター エクステリアとインテリアを画像で紹介

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ボルボディーラーさんに展示してあるV60ポールスターを見てきました。ボルボ好き以外の方には馴染みがないかもれませんが、要はV60のトップグレードで、メルセデスベンツでいうAMG、BMWでいうMモデルと言いたいところですが、正確にはちょっと違います。AMGやMにはその1つ下のクラスがあり、メルセデスベンツのCクラスを例に出すと、生粋のAMGモデルはAMG C63で、他にAMG C43というのがあります。C63はAMG製のエンジンで、1基のエンジンを1人の職人が最後まで組み上げると言われていますが、C43はエンジンがパフォーマンスアップされているものの、メルセデスベンツ製。T6のエンジンをロムチューンしているV60ポールスターはAMG C43に近い存在と言えます。(調べてみるとカムシャフトとコンロッド、エアインテークは専用品とのことでした)

ではエクステリアとインテリアを画像を見ていきましょう。室内なので画角的にキビシイカットもあります。

基本的にはT5やT6のRデザインと同じで、所々専用部品になっている感じです。

バンパーの左右にスポイラーが付いているのがフロント最大の特徴。ミラーはグロスブラックで、ボディカラーが黒以外でないと違いが分かりません。

ホイールが一番目立ちますが、細かい部分ではガラスの縁のモールがRデザインはシルバーなのに対してポールスターはブラックなので、ボディが黒だと全体的に黒くなります。

ゴツいマフラーとディフューザー、ウイングが専用部品。

ウイングは実物を見るとけっこう大きく、ノーマルとはずいぶん印象が異なります。

マフラーはロゴ入り。音もけっこう大きくなっていると営業さんは言っていましたが、流石にに室内でエンジンをかけてもらうワケにはいかず、聞くことはできませんでした。

一番目立つのはホイールですね。光沢の異なる塗装で塗り分けられており、デカいしエッジも立っているので迫力があります。上の画像はリヤで、キャリパーこそノーマルの片押しっぽいですが、中に見えるパッドにはブレンボの文字が見えます。

こちらはフロント。太陽の向きから床の光が反射して色が変・・・色についてはリヤを参考にしてください。フロントブレーキはキャリパーもブレンボ製対向6ポッドで、ディスクにはスリットが入っています。

横にV60ダイナミックエディションが置いてあったので、タイヤハウスの隙間を比べてみました。上がダイナミックエディション(ノーマル)で、下がポールスター。ボディが黒なので分かりづらいかもしれませんが、2~3cmくらい隙間が狭く見えます。全高はどちらも1480mmなのですが、ならば車高が落ちているのではなく、タイヤの径が大きくなったということ?

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ドアを開けた時に見えるプレート。シンプルでカッコイイですね。

シートは形そのものはRデザインと共通ですが、座面に合成スエードを使うことで滑りづらいものとなっています。座ってみましたが腰、太ももあたりがぴったり収まり、いかにもサポートが良さそうです。

ステアリング内側が合成スエードとなります。そういえばステアリングにポールスターロゴは無いんですね。

インテリアの見どころはカーボンのセンタートリムでしょう。これは本物かな?上からコーティングしてあるので触ってもツルツルしていました。耐久性はコーティングしてある方が高いと思われますが、個人的にはコーティングしていない方が好きです。

ペダルは定番アイテムですね。

リヤシートもフロントと同様の素材で質感良し。

ドアも合成スエードとなります。カタログではNuduck バックスキン仕上げの人工皮革となっていますが、よく出てくるアルカンタラは商品名で、合成スエード全般を指す言葉ではないんですね。ちなみにバックスキンのスペルはbuckskinで鹿の革を起毛させたもの。かなりの人が誤解していますが革の裏という意味ではありません。まぁ起毛させてあるのだから似たようなものですが。さらに細かく言うとスエードは豚、ヌバックは牛の革を起毛させたものです。

最後にスペック表を入れておきます。

ブレンボのブレーキシステム、オーリンズのショックアブソーバー、ホイール、マフラー、ブレーキ、サスペンション、エアロパーツ、内装の専用装備品などけっこうお金をかけてあり、ベースのT6からエンジンパワーも上がっているので125万円アップなら高くはないと思います。ただT6Rデザイン自体がちょっと高い感は否めず、これが550万円、ポールスターが675万円くらいが妥当かな、というのが私の感覚。

最初に例をして上げたAMG C43はさらに100万円以上高い962万円ということで、流石に高いですがエンジンがV6になるのが大きいです。ボルボは今後直4 2000cc以上のエンジンは作らないと発表しており、V60ポールスターはそれでも367psというパワーを叩き出しているので数値として文句はありません。しかしシリンダー数が多い、排気量が大きいエンジンには数値には現れない魅力があるワケで、だからこそ高価だけど一定の需要があるのです。会社の規模として多くのエンジンを設計製造することが難しいボルボの、メインの直4エンジンにコストを投入するという判断は正しいと思いますが、ハイパフォーマンス部門で直4エンジンは不利と言わざるを得ません。そして日本ではポールスターのバッチにどれほどの価値があるのか、よく分からないというのが現状なんですよね。

V60ポールスターに800万円オーバーの価値を持たせるには、もっとブッ飛んだ個性が必要だと思います。リヤに100psくらいのモーターを搭載し、トータル450psのパワーがあるとか、前後のフェンダーを巨大化させ全幅2mくらいのワイドボディにするとか。開発と製造コスト的にハイブリッド化で+100psはキツいでしょうけど、バカだなーと言われるくらいのインパクトがスペシャルモデルには必要ではないかと思います。昔、本来FFのルーテシアのリヤシートを外して、そこに3000ccクラスのV6エンジンをぶち込んだモデルがあったような気がしますが、そういうインパクトが欲しい。

ワイドボディ化はハイブリッドやミッドシップ化よりも低コストでできるし、ワゴンのワイドボディってあまり無いので面白いスタイルになるのでは?と思えてきます。その際のキャッチコピーは「ボルボ史上最も野蛮なワゴン、V60ポールスター」で!

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コメント

  • いつもむむさんは高級車のお話してて景気がいいですね~w
    自分は400万円ぐらいだったら、
    超欲しくなるほどすごい車なら
    120万回ローン組んで買うかもしれませんが、
    流石に800万円とかは買えないなぁ…。

    by のん 2017年7月11日 9:41 PM

    • 私も800万はまったく買える気がしません!w
      が、どんなものか知っておくことは自分の車選びをする時に約に立つかな?と思ってまして、
      見に行ったり、試乗したりしているんですよ。

      by mumu 2017年7月12日 3:21 AM

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