先日職場でたまーに会う人と雑談していました。旧リーフに4年前から乗っていて、職場への往復が100km近くあるのにリーフのバッテリーは弱ってきて満充電でも往復できないから昼休みに充電する必要がある、というようなことを以前書いたことがある、その人です。過去が壮絶な人でして、傭兵をやっていたとか人身売買から逃れて来たとか、そこまでぶっ飛んではいませんが平和に暮らしていた私には想像を絶する人生を歩んできており、時々その話を笑い話にして私にしてくれるんですよ。それが非常に面白く、(当時の本人は死ぬほど辛かっただろうけど)仕事中に爆笑しそうになるくらいです。
その人、ここでは仮にJさんとしますが、Jさんはお金を稼いで使うことを生きがいにしており、いつもお金稼ぎのことを考え私に話してきます。この日も「こういうモノを作って売ったら儲かるんじゃねーの?」「なら材料は製造元から直に仕入れて・・・」などという話しの流れから、過去にやっていたインターネット通販の話しになりました。
Jさんは昔、副業としてインターネットの通販サイトを運営していたそうです。売っていたモノは写真立て。海外の若いアーティストが作った1点モノで、仕入先に交渉しに行き、無事に商品を仕入れできるようになり、2年くらいかけてそこそこの売上を上げが立てられるレベルになったそうな。サイト名は「路地裏の写真立て屋さん」。ある日、新しい商品を求め仕入先に行くと、「あ、写真立てやめちゃったんですよ。で、今後やっていくことになったのがコレ。ブーメラン」と。ポカーンとするJさん。どうやら室内で遊べるスポンジのような素材のブーメランらしく、「ほら」と相手が実演して見せてきて、確かにちゃんと帰ってきてすげぇけど・・・路地裏のブーメラン屋さんは無いわ・・・
その日、路地裏の写真立て屋さんは閉店したそうな。
他にも、現在は結婚しているのですが、独身の時に彼女と翌日ディズニーランドへ行くというのに浮気相手のところに泊まりに行っており、朝帰ろう(ディズニーランドに行く)とすると、もっとゆっくりして行けばいいじゃないか、みたいなことを言われ、時間が無かったから本当のことを言ったらヘアアイロンを腕に押し付けられた話など、バカな話をメチャクチャ持っている人なんですよ。あ、ディズニーランドは火傷したけど行ったらしいです。私はJさんに会う度に毎回言うのです。その面白い話の数々を小説にして売り込んだらどうか?と。本筋は生い立ちで、サイドストーリーとしてブーメラン屋さんとかヘアアイロンの話を入れればいい。お笑い芸人の麒麟、田村の貧乏生活を綴った本が売れましたが、田村よりも過酷な人生を歩んでいると思うし、その過酷な内容を私に面白く話す能力があるのですから文章にすることも不可能ではない。ただ辛い過去の話なんて一部の人しか喜ばないだろうけど、それを笑いに変える能力というのは凄いと思うんですよね。田村は芸能人だから知名度が全然違うけど、内容さえ良いモノならどこかでブレイクすることもあります!ドラマ化アニメ化あり得ますよ!とゴリ押しするのですが、本人は「おいおい、俺の古傷をえぐらないでくれよ」と笑っています。
本当に思い出すのも嫌な過去なのかもしれないと思う反面、何も聞いていないのにその過去の話を楽しそうに話してくる面もあり、どっちが本当なのか分からなくなります。印税生活なんて最高に憧れるものだし、挑戦してみてもいいと思うんですけどね。とりあえずblogでもやってみたらどうですか?と手軽なところから進めてみたので、もし今後どこかのblogで路地裏のブーメラン屋さんのネタが出てきたら、Jさん本人かもしれない、Jさんがオリジナルで、私はその話を聞いただけとここに記しておきます。
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