予約していたロジクールの新型マウス、MX Virtical(MX バーティカル)が届いたのでレビュー。このマウスは半月前にネットで見て「カッチョいい!」と一目惚れしたのでした。
箱を立てて置いた時に底となる部分には穴が空いており、パッケージの表面を開くと実際に使う時のように握れるようになっています。店頭で見かけたら試しに握ってみるといいでしょう。プラケース越しですがクリックもできます。ホイールを回すことはできません。
今まで使っていたマウスは同じロジクールのVXレボリューション。2009年2月に購入しており、壊れず9年間以上働いてくれたことに感謝ですね。このVXレボリューション、ホイールを勢いよく回すとわずかに慣性で回り続けるんですよ。回り具合は2段階で調整でき、よく回る方なら軽い力でも10回転くらい回りつづけ、回らない方は力を入れて1/4回転くらいといったところ。PC側でホイール感度を設定すれば思い通りのホイール操作が可能となるのでした。私は回らない方で使っていましたが、その場合は少しカリカリというクリック感がホイール回転に付き、これが気持ちよかったんですよ。9年使ってもカリカリ感がちゃんとある耐久性も素晴らしいし、サラサラした塗装も気に入っていました。が、飽きてきたこともあり、今回ロジクールから縦型マウスが出るのを知って購入することにしたのです。私はこういったエルゴノミックデザインのマウスを使うのは初めて。本当に使いやすいのか?という不安もありましたが、面白そうだという好奇心のほうが強かったのです。
左が今回購入したMXバーティカル。右がVXレボリューション。MXバーティカルに無くてVXレボリューションあるものはズームボタン。あると便利なのでサムレスト付近(戻る進むボタンの下あたり)に付けてほしかったかな。
底部分の面積は少し大きい程度ですが、高さがあるのでよりデカく見えるMXバーティカル。重さは電池を入れたVXレボリューションより少しだけ重いかな?同じくらいかな?というところで、デカい割に普通の重さという感じ。
さっそく使ってみましょう。MXバーティカルは充電電池内蔵タイプなので、まずは付属のUSBケーブルで接続し充電しつつ使ってみますが、このケーブルは太くてしっかりしているので有線マウスとして使うには微妙にケーブルを引っ張るような感覚アリ。ま、有線マウスとして使うのは充電が切れた時の緊急時なので特に気にする必要ありませんね。公式ページには1分の充電で3時間使えるとあるとあります。親指から手のひら、薬指、小指が触る部分はラバーっぽい加工がしてあるので滑らず軽い力で動かせます。クリックするスイッチ部分はサラサラした塗装。
3分くらいでケーブルを外し、付属のレシーバーをPCに挿して使うことに。特に設定をしなくても自動で認識して使えるようになります。少し使ってみると、確かに手首の角度は自然な気がするし、左クリック、右クリック、ホイール操作共に違和感はありません。カーソル移動も違和感は無し。親指で押す2つのボタンは初期設定ではブラウザの進むと戻るになっており、使う人から見て奥が進む、手前が戻るです。戻るボタンはいいのですが、進むボタンは押す際に小指と薬指で本体をホールドしないと左クリックと同時に押してしまうことがあります。これは握り方のクセや指の長さの関係かと思いますが、そういうこともある、と報告しておきましょう。
トップにある孤立したボタンはdpi変更ボタンですが、押すとカーソル移動感度が変わるものと思っておいてください。細かい作業をする時に便利です。
ホイールは少しカリカリというクリック感があり、わりと軽い力で回ります。VXレボリューションのような回転モード切り替えは無く、力を入れて回すと慣性で半回転くらいする感じでしょうか。本体の自重がそこそこあるので、マウスから手を離してホイールだけ回すこともできますが、これはマウスパッドとの摩擦抵抗で動いてしまうこともあるでしょう。
それから私は手首の部分に厚みのある、リストレストがあるマウスパッドを使っているのですが、こういったマウスパッドでも違和感無く使えました。試しにマウスパッド無しで机の上ダイレクトで使ってみましたが、こちらも特に変な感じはしませんのでどちらもイケると思います。(追記:1週間ほど使ってみましたが、時々マウスパッドのリストレストにマウスの手前側が触り、移動の邪魔になることがありました。意識的に奥の方で使えばいいのですが、それだと腕が伸び気味になるのでマウスパッドを手前に引いて対応しています。机の端から1cmくらいマウスパッドがはみ出していますが非常に快適になりました。)
指の短い私ですが、それでもこのMXバーティカルが握りづらいとはまったく思いません。握るというかマウスに手を置く、という感覚。軽く置いてもいいし、少し握ってもいい形状と言えます。
マウスを小刻みに持ち上げてカーソルの長距離移動をするクセ(例えば左にカーソルを移動する際、マウスを左に移動→持ち上げつつ右へ→マウスを下ろす→左に移動と繰り返す)のある人にこの形状は持ち上げにくいか?ということも試しました。これは可能で普通にできるけど、普通の形状のマウスの方が向いていると思います。滑り止め加工のおかげでガッチリ握る必要もなく持ち上がりますが、普通の形状のマウスの方がより簡単に持ち上がるという感じ。それよりも気になったのは、VXレボリューションよりもしっかり持ち上げないとセンサーの読み取りが反応してしまい、カーソルが進んだり戻ったりしてしまう点です。なのでこのクセがある人は注意。できなくはないけど、置いたまま動かすのが基本となります。
この記事を書く為に画像処理をしていたら、マウスパッドのリストレストに手首を置いて、その手首を動かさないで指だけでマウスを動かしているのに気づきました。指でつまんで前後には指で、左右は手首のスイングで動かしているような状態で、形的に上の方が薄いのでつまみやすいのです。本来の握り方とは違う気もしますが、これはこれでアリかも。
買ったばかりなので「長時間作業してみてどうなのか」というのはまた書きたいと思いますが、今までのマウスでも特に疲れる、肩がこるということはなかったので、普通だな、という感想になる気がしますねw 私がマウスを触っている時間というのは長くても3時間くらいで、これが仕事で1日中作業する方には小さな差が蓄積して大きな差となるのかもしれません。とりあえず今回は「変わった形だけど普通に使いやすい」という評価でした。
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