Androidのスマートフォンを7年近く使い続けてきた私ですが、今回iPhone11を予約しました。別にAndroidが嫌になった訳ではなく端末選びで迷って、ならばiPhoneを使ってみるのもいいかな、と思ったのです。現在使っているのはドコモ版のXperia XZ Premiumで、購入は2年2ヶ月前。処理性能は今でも戦える力があると思うしディスプレイも4Kという不要なほどの解像度で綺麗。バッテリー劣化もあまり感じませんから買い換える必要は無いのですが・・・いかんせん2年前の機種なので画面でない部分がデカすぎるんですよ。
上の画像は購入時に撮ったもの。アルミヘアライン仕上げの上部(下も)とギラッギラのクロームボディがステキ。
2年はスマホの買い替え時期としては妥当(キャリアの2年縛りのせいでそう感じる)で、当初はHUAWEI P30かP30Proを買うつもりで検討していましたが、どうしても「今は良くても1年後にAndroidが使えなくなったら」という不安が消えず、かと言ってXperiaは高いし魅力も感じない、Galaxyはなんとなく嫌、じゃあiPhoneかという消去法での選択でした。こうやって書くと簡単に決めたみたいですけど実際にはかなり悩みました。だって値段がねぇ・・・スマホって安いのは安いけどミドルクラス以上なら7万円くらいしますから、「じゃあこれにするか」とあっさり決められるものじゃないです。最終的にはiOSのスマホを実際に自分のモノとして使ってみたいというのが決め手でした。要はAndroidからiOSへの変化を体感したいのです。嫁さんや息子のiPhoneを触ることもあるのでまったく初体験ではないけど。
11にするのか11Proにするのか、もしくはXRやXSにするのか。SIMフリー版を買うのか、どこかのキャリアで買うのかなどなど色々考えた結果、本体については無印11が一番バランスが良いと判断。無印とProの違いってサイズ、バッテリー容量、カメラの望遠レンズの有無、液晶の綺麗さが挙げられますが、望遠レンズはいらないしバッテリー容量も私には十分。それでいてチップは共通のA13 Bionicなので性能的には高性能。噂ではRAMが無印4GB、Pro6GB(Appleは公表しないので今後分解されて分かるはず)という差があるそうですが、3Dゲームをゴリゴリやったりスマホで動画編集をする気はないので問題ないかと思う。気に入らないのは液晶の解像度が無印だとfull HD以下であり、7万円以上する端末が今どきそんな解像度なのか?という点。デザイン的にはProのステンレスフレームにつや消しの背面という仕上げが好きですが、価格差が大きいので諦めます。その価格ですが、私は128GBの容量で十分。なので無印11は128GBを予約したのですが、Proには128GBの設定が無いのですね。なので無印128GBが79800円(税別)に対してPro256GBは122800円(税別)と価格差は43000円!これは痛い!ちなみにカラーは無難にブラックにしました。HUAWEIだったらフリージングブリザードと呼ばれる水色がいいけど、iPhoneのカラーモノは私には響かなかったのです。
安くなったXRやXSという選択肢もなくはないけど、XR128GBですら69800円(税別)で1万円差しかないのなら最新機種を買いたくなるというもの。
最後にキャリアですが、家電屋で働いている友人がいて、そいつの販売台数に貢献してやろうということでDocomo版にしました。支払い方法は一括。DocomoでのiPhone11 128GBは86400円(税別)となっており、アップルストアより6600円も高いのが腹立たしい。「スマホおかえしプログラム」で2年目以降に端末を返す残クレみたいな買い方だと支払額は57600円まで抑えられるけど、かったるいので一括を選択しました。次の買い替え時には売ればいいのです。
消去法で選んだとか言いつつ予約してしまうと20日が楽しみになってきました。特に最新のスマホカメラと私の使っているミラーレス一眼α6400との画質の差はどのくらいあるのか?夜景は本当に綺麗に撮れるのか?というのは実験してみたいですね。デジタルカメラの画質というのはセンサーサイズに比例するもの。しかし高性能プロセッサーと高度なAIによる画像解析により補正されるスマートフォンの写真がセンサーサイズの差をどこまで縮めることができるのかというのは興味深いです。
注目したい点は3つあり、1つは細かい部分のディテールを再現できるのかという点。大型センサーに大型レンズのカメラがキッチリ捉えて解像できるものでも、小型のセンサーとレンズでは解像できません。ボヤっとした描写になってしまうところ、「ここはボヤけてるけどこんな感じにするとクッキリして綺麗なんじゃね?」という感じにAIが考え、ピクセル単位で微妙に色を変える訳です。これが正確だった場合には大型センサーと同等の緻密な表現に見せることができるはずで、その精度がどのくらいのものか楽しみなのです。
次に夜景。暗い場所では普通のカメラなら三脚と長時間露光で撮影するか、ISO感度を上げて手持ちで撮るかです。前者は綺麗に撮れますが撮影に手間がかかり、後者は手軽だけど画質が落ちる。最近のスマートフォンは手ブレしない程度のシャッタースピードで何枚か連写し、これを解析合成して明るい写真にする訳ですが、どの程度クリアに仕上がるか見ものですね。
最後に背景をボカす機能で、大型センサーと大口径レンズの特徴でもあるボケを複数のレンズを持つスマートフォンは再現できる可能性があります。これは被写体と背景をキッチリ区別し、被写体はシャープに、背景はボカして合成することで再現するみたい。今までもあった機能ですが被写体と背景の境界線が不自然になるので、高度なAI解析で自然な境界線に近づけるかがポイントだと思います。それからProだと望遠レンズでわざとピンボケ写真を撮り、それに標準レンズで撮った被写体を合成することで大きなボケ表現をすることも可能らしい。他にも超広角レンズの歪みを補正して消すのは一般的ですが、処理速度とAIが優秀ならより自然に補正することができそう。カメラとレンズの基本的な性能vsAIによる画像解析補正の戦い。楽しみですね!
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