アルファ147の次に買った車がボルボXC70。買ったのは2008年3月。黒のノルディックという限定車で、サンルーフとレザーシートとウッドステアリングが付いているモデルでした。3年落ち20000kmだったので車検を受けて購入し、340万円くらいだったと思います。アルファ147からまったく違った系統になりましたが、のこ頃は釣りにハマっており、アルミボートをカートップして琵琶湖によく行ったものです。
XC70はV70の車高を上げ、無塗装の樹脂バンパーやフェンダーカバーでSUV感を出した車です。レガシィ アウトバックと生い立ちが似ていますが、レガシィの方が少し先かな?アウディ オールロードクワトロとも迷いましたが、値段が高いのと、エアサスが壊れるのを恐れてXC70にしました。
ハンドルを切ってから曲がりだすのが遅く、ロールも大きいし、エンジンもパワーはそこそこあるものの、吹け上がりが悪いのであんまり飛ばして走ろうという気にはなりません。乗り心地もフワフワ系で、今まで乗ったことのない感覚でした。
しかしこのフワフワした乗り心地が、ゆるいボディともっさりしたエンジン、タプっとしたシートと見事にマッチしており、ゆったりした気分で運転したくなります。けっこう気に入っていました。車高がノーマルより10cmほど高いおかげで、林道もスイスイ入っていけるし、轍でお腹を擦る恐怖もありません。そして乗り込む時、ちょうど尻を下ろした場所にシートがあるのが、すごく楽でした。60歳くらいになりるとこれくらいの車が乗り降り楽なのかもしれません。
エンジンは2.5Lと表示されることが多いですが、実は2513ccくらいだったか、少し2500ccをオーバーしているんですね。そのせいで3000ccクラスの税金を払うことになります。買った後で知って、すげー損した気分でした。
ターボで2500ccなので十分にトルクがあり、扱いやすいエンジンではありますが、直列5気筒という独特なエンジンで、あまりいい音ではなかったですね。まーまー静かなのが救いか。アイドリング時はかなり静かで、外で聞いても静かでした。燃費重視の最近のエンジンより静かかもしれません。
標準で履いているタイヤがピレリのスコーピオンという、SUVがよく履いているタイヤで、これがちょっと飛ばして曲がるとすぐ鳴くのと、ハンドルに伝わる路面の感覚がすごく薄いのが気に入らず、ホイールを1インチアップさせ、舗装路用のタイヤに交換しました。上級ミニバン用のタイヤでしたが、これは正解だったようで、ハンドルの感触も良くなったし、グリップ力もかなりアップして満足でした。
最初に書いたように釣りに行き、旅行にもよく行っていた時期だったので、ロングツーリングが楽で荷物も乗る、用途に合った、いい車でした。
この型はV70はまだまだよく見かけますし、XC70もたまに見かけますが、中古で安くなっているでしょうから、足車として使うには良いかもしれません。ダルい乗り心地とゆるいボディと、回らないエンジンがミックスされた、ユルキャラ的乗り味が好きなら、ですが。あと燃費は一般道のみだと7~8km/Lくらいだったと思うので、今の水準からすると悪いなーと思います。
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