2016年7月の記事ですが、こんなのがありました。
クッリカー「BMW330e」の本当の弱点とは?というもの。クリックで原文に飛べます。
高速道路のパーキングで休憩後、再出発時にパワーダウンしたけど再起動で復活した、という後にラゲッジ下のバッテリーが高温になる為、チョコレートが溶けた、とあります。買い物で330eを使ってトランクを開けた時に熱かった記憶はありませんが、今回実験してみたので報告します。
今は9月中旬ということで朝晩は涼しくなりましたが、日中はまだまだ暑いです。とりあえず車を日陰の車庫から日向に移動し、トランクに温度計を置いて閉め、そのまま1時間ほど放置。温度計はトランクに入れる前は28℃ほど。これが1時間で30℃まで上がっていました。(動画撮っていたら直射日光32℃まで上がってしまい、最初の画像はその動画からキャプチャーしたもの)時間としては午前9時から10時で、気温がジワジワ上がってくるタイミングですね。温度計はトランク中央に置き、バッテリー100%から空になるまでEV走行して温度を確認してみたいと思います。
EV走行できる距離は26kmくらい。車の外気温計は28.5℃、天気は晴れ。エアコンは24℃やや強風で常時使用。ちょっと用事を済ませ、残りの走行可能距離を見つつEV走行し、バッテリーが切れてエンジンがスタート。そこから1kmほどのコンビニに車を停め、トランク内の温度をチェックです。運転していた時間は約1時間。その結果・・・
30℃ですね。この時車の外気温計は29.5℃でした。つまり外気温とほぼ同じであり、特別熱くなってはいない、ということです。
最初にリンクを貼ったレポートが嘘ということも無いでしょう。2016年7月というと330eがデビューして半年、我が家の330eは2017年4月に納車されたもの。新車価格がデビュー当初の2016年1月は599万円(Mスポ)だったのですが、2016年10月にひっそりと624万円(同じくMスポ)に値上げされており、このタイミングで断熱か電動ファンによる放熱によって対策されたのでは?と予想しました。
けっこうな量の電力を使って走行しているので、バッテリーは発熱しているはずです。断熱、放熱が上手くできていればユーザーとしては文句ありませんが、充電中に熱くなる可能性もあるのでもう少しテストしてみる予定です。冬の方が外と中の温度変化が出やすいかもしれませんね。とりあえず今日の実験で2017年モデルは「夏にEV走行してもトランク内の温度は変化無し」ということは分かりました。
中古で330eを購入する場合、内外装から初期モデルと2016年10月以降のモデルを見分けるポイントというが私には分からないので、購入を検討している方はお店に確認してみた方がいいですね。登録が2016年12月とか2017年1月でも、モデルは2016年10月以前という可能性もありますし。
動画もアップロードしましたが、内容的にはblogと同じですね。
追記。ガソリン走行1時間ほどした後、トランク内の温度をチェックしてみましたが、やはり外気温とほぼ同じでした。その後バッテリーを充電し、50分後に温度チェックしても、ほぼ同じという結果に。
クリッカーの記事ではトランク内のチョコレートがドロドロに溶けたとありますが、バッテリーの発熱によるトランク内の温度上昇で溶けた。その後のモデルには熱対策が施された。結果、今回の私の様に外気温とトランク内の温度はあまり変わらない、ならば納得できます。しかしそれ以外の可能性としてレポーターが試乗した日は外気温が40℃くらいあって、そうなるとトランク内もバッテリーの放熱関係無しに40℃くらいまで上がることになり、それでチョコは溶けた。なんてこともあり得るのかな?もしくは車はまったく関係無く、徒歩での移動中、手荷物が直射日光に当たったせいで溶けた、なんてことも・・・
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