ぐっどすぴーど

40歳手前のオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2017年12月、F54クラブマンSDとDJデミオディーゼルが我が家に加わり、家の車がPHVとディーゼル車になりました。

自動車を運転する楽しさに満ち溢れている! NDロードスター MT試乗

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自動車を運転する楽しさに満ち溢れている! NDロードスター MT試乗

NDロードスターはRFのATに試乗したことがありましたがMTは未体験でした。しかし今回お世話になっているマツダディーラーさんにレッドトップのMT車が試乗できますと教えてもらい、さっそく試乗してきました。軽量なオープン2シーター、自然吸気エンジン+マニュアルトランスミッションという車好きなら1度は所有してみたい(あるいは複数所有で必ず1台所有している?)要素を併せ持つマツダ ロードスター。自動車を運転するという楽しさを自然に、かつ凝縮させたような魅力を持つこの車の運転は、そりゃーもう楽しいものでした。そして試乗の後「スポーツカーとは何だろう?」と考えさせられるのでした。

レッドトップとは深い赤色のソフトトップ(マツダはダークチェリーと呼んでいる)を採用した2018年3月末注分までの限定車。もう2月中旬なので欲しい方は急ぐ必要があります。試乗車はマシーングレープレミアムメタリックのボディカラー。他にセラミックメタリック、スノーフレイクホワイトパールマイカ、アークティックホワイト、ジェットブラックマイカ、エターナルブルーマイカが選べます。イメージカラーはマシーングレーみたいですね。

ドアを開いた瞬間窓ガラスが下がり、ドアを閉めれば元の位置に上がるギミックはRFと共通。室内を見渡すと、トランスミッションの張り出しが大きいのが目に入ります。そしてシート高は随分低く見えるのですが、乗り込みは体を大きくくの字に曲げる必要は無くて意外に楽でした。まぁこれは私の背が低いことも大いに関係しているでしょう。シートはタプっとお尻を支えてくれますが、太腿や腰のサポートはさほど大きなものではなく、サイドサポートに関してはクラブマンの方が強め。

ペダルはフットレストとクラッチがやや中央に寄っています。クラッチを踏む時にフットレストに足がひっかからないよう注意。アクセルとブレーキの位置は的確です。足を前に投げ出すように座るスタイルですが、こういった運転姿勢に慣れていないにも関わらず違和感が無いのはドラポジがよく考えられているからでしょう。

センターコンソールは高く、よってシフトレバーは短めなのですが、この位置は私好み。上から握って手首でシフトする人には位置が高いかもしれませんが、横から握って腕ごと動かす私には最高の位置です。ストロークは短く、感触は「機械で繋がってます」というゴクッと入る感じ。試乗車は新車に近い状態ですが、馴染んでくるとゴリゴリ感は減るでしょうね。

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エンジンをかけると、排気音は思ったよりも勇ましいものでした。ミニのJCWみたいに派手な演出はないものの、無音に近い普通の車とはまったく違うものでニヤリ。そして走り始めると、まず乗りやすい車で安心して運転できそうだと感じます。クラッチの繋がるポイント、ストローク量共に違和感無し。ボディもガッシリしており乗り心地もいいし、ロードノイズも静かです。しかし加速時には明確にエンジン音と排気音が聞こえてきて、ゆったり走っているだけでも気分が良いんです。そう、クローズドで乗っていると意外なほど室内は静か。少し古い車だとセダンやワゴンでもこの車より騒音が大きいことは多々あるので、ロードスターの静粛性の高さはかなりのもの。だからこそエンジン音や排気音がよく聞こえてくるんですね。

エンジンがそれなりに温まってきたあたりで上り坂からバイパス道路に合流する場所があるので、4速から3速にシフトダウンして半分くらいアクセルを踏んでみますが、これは気持ちいい!エンジンの回転と速度の伸びがリンクする自然吸気エンジンは右足とスロットルが直結しているみたいで気持ち良く、加速力がどうこうという話ではないなーと実感します。ターボはターボでグオオオッとトルクが盛り上がる豪快な加速が楽しめるので一長一短なのですが。コース後半には上り坂を5速1800rpmで走る場所があるのですが、こんな時にもエンジンがモタつくことはなく、けっこうトルクあるなーと感じました。ま、ここから加速したい場合にはターボに軍配が上がるので、せっかくのMTですからあらかじめ4速にしておくのが良いのかも。エンジンの回転はウルトラスムースとまではいかないものの十分に滑らかな感触で、131ps、150Nmのパワーも非力には感じません。むしろこのくらいのパワーの方がエンジンの回転上昇とパワー感が楽しめる気すらします。

ハンドリングは相変わらず試す場面が無いのが残念なのですが、クラブマンの様にハンドルを2、3mm動かしたら車が反応するようなことは無く、中立付近のダルさは少しあります。なので直進性は良し。しかしコーナーでダルくて曲がりづらいなどどいうことは一切無く、むしろスイッとフロントが入っていきます。身のこなしが軽やかでミズスマシを連想する動き。これで幌を開けてワインディング走ったら最高でしょうね。乗り心地も意外に良く、私のF54クラブマンの方がサスペンションは固いくらい。ちなみに試乗中は寒いのでずっとクローズドで走っていました。

私には車を限界まで追い込む腕はありません。なのでほどほどのペースで走らせた時に自分が思ったように走ってくれ、ついでに乗り心地も良ければ最高なのですが、NDロードスターはどちらも文句の付けようがないくらい高得点でした。MT車の場合はシフトチェンジが「俺が思ったタイミングじゃない」ということが絶対起こらないワケで、この自分の思い通りに走らせることが、タウンスピードであっても運転の根本的な楽しさだと思うのです。AT車のパドルシフトも自分の好きなタイミングで好きなギヤが選択できるし、VWのDSGもミニJCWの8速ATも超絶スピードでシフトチェンジしてくれますが、やっぱりクラッチ踏んでHパターンのギヤを操作するのは違った種類の楽しさがあるのです。

これで304万円かぁ・・・ナイスな価格設定ですねぇ。と思ってトヨタ86の価格を調べてみると、だいたい同じ価格帯ですか。86なら4人乗れるし、パワーもかなり上がるのでこちらもコストパフォーマンスの高い車です。MTで気持ちよく走る車ということでミニの3ドアJCWを表に入れてみましたがこちらは100万円高・・・

そうして試乗を終え帰宅するのですが、最初に書いた「スポーツカーとは何なのか?」ということを考えました。それは次回画像を載せた後に書きたいと思います。