PCVRゲームだったGUN CLUBがPSVRでも遊べるようになり発売日から遊んでいますが、プレイ時間は7時間になりました。未クリアのミッションがまだまだあるので楽しくプレイできていますが、そのうち飽きるだろうなとも思います。1つのミッションは3分くらいで、これをクリアしてお金を貯め、新しい武器を買うことでアンロック。ドットサイトやACOGサイト、スコープやグリップなどのアタチメント購入&装着、多弾倉マガジンや強化弾薬の購入で武器を強化してミッションを進めていくという流れで、言ってしまうと単調なゲームです。VRなので現実に近い感覚で狙ってトリガーを引く、弾がきれたらマガジンを抜いてリロードするという動作は楽しめますが、ゲーム内容が単調なのは否めません。まぁ自由に歩き回って索敵しつつ撃つゲームになると私はVR酔いするので、自分の立ち位置は基本的に固定で視界だけ動かして成立するゲームはありがたいのですが。自分の位置はミッションによって移動することもあります。一定数の敵を倒したらムーブ!と言われ、移動先にマーカーが出るのでそこに照準を合わせることでテレポート。テレポートなのでVR酔いはまったくなし。(未だに他のゲームで歩いて移動されると頭がグワングワンする)
暗い場所で迫ってくるゾンビを撃退するミッション。武器にフラシュライトを装備して臨みます。必死に正面だけ撃っているとゾンビの声が大きくなってきて、横に銃を向けると意外に接近されていたりしてスリリング。人質をとった敵が現れるステージもあり単調さを緩和させる効果がある。
P90の強化弾薬を購入したところ。他のどの銃にも似ていないP90はいろんなゲームやアニメに登場します。本物はコンパクトなのにマガジンの弾数が50発と多く、小口径だけど貫通力の高いライフル弾を小さくしたような弾丸を使うのが特徴。
マガジン交換がしづらいのもP90の特徴。光学サイトをブリッジの上に取り付けるようなデザインで、アームの中を通すようにマガジンを抜き、差し込むように装填します。
30代にとってのサブマシンガンと言えばMP5。うーん、カッコイイ。こちらはMP5A3で、Aに続く数字でバージョンが表示されます。先程のP90はブリッジ3面にレールと呼ばれる光学サイトを取り付けるパーツが付いており、ここに好きな光学サイトやフラッシュライトなどを取り付けられますが、やや古いMP5にレールは付いておらず、ガンクラブのゲーム内でも別売のレールを買って(価格は安い)取り付け、その後光学サイトを取り付けることになります。
どんなゲームにも登場する銃の定番は他にもAK47やM4などがあり、M4系はMK18が登場。ショートバレルタイプですね。フロントサイト&リヤサイトはフリップアップタイプでその付近で✕ボタンを押すことでたたむことができる。
ここからはPSVRのGUN CLUB特有の問題点を挙げてみます。ライフルを両手で持つとトラッキングが狂って銃が勝手にプルプル震えたり動いたりするんですよ。サブマシンガンでもライフルでも右利きの場合は右手でグリップ、左手で銃身や補助グリップを握り、ストックを肩に当てて構えます。それに近いイメージで構えると左手で右手コントローラーの光っている部分を隠してしまい、トラッキングが狂ってしまうのです。カメラを高い位置から見下ろすように設置すると解決するのかもしれませんが、ビートセイバーでカメラ位置を2mくらいまで高くして試した時にはコントローラーが1mくらい後ろの地面に出現したので、この方法ではダメな可能性も高い。私は諦めてライフルも片手で持って扱っています。
ライフルを片手で扱うのは興が削がれるというものですが実はメリットもありまして、左手で銃身を持つという動作は左手トリガーで行います。一旦銃身を持つとトリガーを離しても左手は銃身にくっついた状態で、離すにはムーブボタンを押すんですね。そうなるとリロード時に「銃身から手を離す」という動作が1つ増えてしまうのです。左手トリガーを引いている間対象物を掴み、トリガーを離せば対象物から手が離れるなら現実の動きと近いところ、離すのにムーブボタンを押すというのがしっくりこないし手間が増える、という理由でライフル片手撃ちでもいいや、と思えてきたのでした。
ついでに言うなら現実のライフルを両手で持ってストックに肩を当てる射撃姿勢が安定するのは、ライフルが1つの長い塊だからです。モーションコントローラーは左右で独立しており、ゲーム内でライフルを両手で構えても現実では左右の手がバラバラで動くので、右手はしっかり狙えているのに左手がグラグラすることで照準もブレるという現象が起こり、あまり良いことはありません。VR師匠のW君は1本のパイプにViveのコントローラー2本を直線状に取り付ける補助装置を自作し、私も使ってみましたがこれなら射撃姿勢は劇的に安定します。しかし!リロード時には左手コントローラーを補助装置から外し、リロードが終わったらコントローラーを戻す必要があるのです。VRヘッドセットを付けていると手元は見えませんから、コントローラーを瞬時に戻すのは至難の業なのでしたw
ゲームによってはライフルを両手で持つと発射時の反動が軽減されるので、連射しても弾のバラツキが抑えられるメリットもあります。そしてViveのコントローラーには手のひらと指の付け根部分にボタンがあり、コントローラーを握り込むような動きでゲーム内のオブジェクトを握るということもできます。リロードでマガジンを握るのもライフルを両手で構える為に銃身を握るのもこれで再現され、現実で握る力を抜けばゲーム内で握ったものもは自然に手から離れる。こういった当たり前のことがVR空間で再現できるかどうかは重要な部分だなーと感じました。ちなみに右手で持つ銃のグリップもしっかり握っていないと銃が落ちてしまい、落とさないよう握り続けるのがダルいのもリアルと言えばリアル。(設定で銃のグリップは握りっぱなしにもできる)
PSVR版ガンクラブにもいくつか設定項目がありますが、利き手とオフセットアングル以外がイマイチ分からん。そして解像度の低いPSVRでは小さい文字が読みづらい。
アサルトライフル片手持ちはなんとか許せるけど、これは我慢できん・・・と思うのがボルト式スナイパーライフル。
さすがにこれを右手のみで扱うのは違和感があるし、両手持ちするとトラッキングが狂う。もう1つ、ボルトは右側にあるので右手で引くもの。そうなると左手で銃身を持つことになり、マガジンチェンジ時には例の左手をグリップから離して・・・という作業が必要に。仕方なく右手のみで扱おうとすると左手でボルトを引くという変な動きをすることになるという、ガンクラブの中ではジレンマを抱えた武器だと思う。照準も両手持ちだろうが片手持ちだろうがプルプルする(スコープで遠くを拡大しているのだから当たり前)し、これは自作でライフル型コントローラーホルダーを作らないと楽しめないジャンルの武器ではなかろうか。
ということでPSVRのガンクラブを遊んでみた感想でした。銃の操作自体を楽しむゲームという面が強く、物を掴む、離すといった普通の動作が反映しづらいPSVRのモーションコントローラーと相性が悪い部分があります。それでもPCゲームがPSVRでプレイできるのは有り難いし、価格も安いので買って損したということはありません。むしろ2000円ちょっとでこれだけ遊べているならコスパは高いくらいです。フルオートのサブマシンガンやアサルトライフルを撃ちまくるのもいいけど、片手が扱うピストルが操作面でリアルなので一番楽しいかもしれません。まだ飽きはこないし、もう少しミッションを進めていこうかな。
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