夏の家族旅行で松本城と黒部ダムに行ってきました。3人なのでロードスターはお休みで、BMW 330eを使って中央道を走りましたが、やっぱ静かで快適だし、カーブの多い中央道でも抜群の安定感で余裕を持って走ることができるので楽ですね。松本城はお城が特別好きな訳でもない私としては普通でした。戦争で焼けていないお城であり国宝ですから貴重なものだという認識はあるけど、郡上八幡城と似たイメージです。
とは言うものの、お掘りの外側から見る姿、庭から見る姿、どちらもカッコイイのは間違いありません。中も見学しましたが急階段で嫁さんがしんどそうでした。膝が悪い訳でもないし、単に運動不足か・・・
黒部観光ホテルで一泊し、翌日朝イチから黒部ダムへ。ちなみに黒部ダムは初めてです。私達は扇沢駅から行くルートで、ダムを見るだけなら電気バス1本ですが、一番高い室堂まで行きたかったのでケーブルカー、ロープウェイ、トロリーバスを乗り継ぐことになります。それぞれ大人片道1500円くらいかかるので、大人2人、子供1人の往復だと3万円超えるんですよ。往復券だと1割くらい安くなるので、スタート地点の扇沢駅で室堂までの往復券を買ってその金額です。管理するのも大変だと思うけど、3万円はなかなか痛い・・・
扇沢駅からの電気バスは30分間隔で出ており、私達が乗ったのは9時の便でした。平日ですがなかなかの混雑具合です。
電気バスで走るのは約6.1kmのトンネルで関電トンネルといいます。これは1956年、黒部ダムを建設する時に作られたもので、最初は1年7ヶ月で1.7km進んだものの、破砕帯と呼ばれる地盤が緩く地下水が大量に吹き出す場所が出現し、ここを突破するのが最大の難関で80m掘るのに7ヶ月かかったそうで、ダム本体を作るよりトンネルを掘る方が難関だったというのは意外でした。
バスを降り、220段の階段をヒーヒー言いながら登った先の展望台からは
見えました!黒部ダム!スゲーデカいっ!!
放水されているのは展示放水らしく、いつでも見られるそうですが虹が見られるのは太陽の向き的に10時までくらい。この時点で標高は1450mほどで、私の感覚では伊吹山と近いので、多少涼しいけど直射日光が当たると暑いと予想していましたが、その通りでした。
くろにょんと記念撮影。可愛いデザインですね。
歩いてダムの反対側まで行ったら次はケーブルカーです。
20~30°という急勾配をグイグイ登ります。登ったらすぐにロープウェイに乗り換え。
今までの乗り物はトンネル内でしたがロープウェイは外の景色が楽しめる!
わりと前の方で並んでいたので進行方向正面が空いてました!
駅間の高低差488m、距離1.7kmを途中の支柱無しで登ります。支柱無しで結ぶことのできる距離ってどんなもんなんでしょうね?ずっと先の駅まで何も無いのはちょっと怖い・・・
そして最後のトロリーバス。乗り込む前に入ってくる車両を見ると架線から電力を受けているので、バスと電車の中間みたいな乗り物ですね。トンネルの決まったルートを走るのでバッテリー搭載バスよりもこちらの方が効率的なのでしょう。ちなみに写っていませんが人は多く、どの乗り物も常に満員状態です。
そして室堂に到着し、外に出ると絶景が広がります。標高は2450m。これで直射日光を受けても涼しいくらいですが、太陽が隠れると急に寒くなるのでウインドブレーカーを着るくらいがちょうどいいです。山頂まで行きたい場合は2時間くらいで行けるみたいなので、服装さえしっかりしていれば登山マニアでなくてもそこそこ体力があればいけるかも。(下山する時間と帰りの乗り物の時間もあるので計画的に)
みくりが池。言ってしまえばただの水たまりなのですが、場所が場所なのでメチャクチャ綺麗です。この付近を散策し、30分ほど休憩して帰ることにしました。次の日は仕事なので19時くらいには帰りたい。だいたいクルマで4時間かかるので、15時くらいには扇沢駅に戻りたい、となると・・・と逆算したら、そう長居はできないんですよね。この日は朝6時半に起きて飯食って8時過ぎに出発したので9時のバスに乗れましたが、乗り物の待ち時間がそれぞれ15分くらいあるので、往復分これが発生すると遊んでいる時間というのは意外に限られるのです。
それなりに階段登ったり歩いたというのもありますが、混んでいる中15分突っ立って待つのを何度も繰り返すのはちょっとしんどかったです。さらに車を4時間運転するのか・・・と若干憂鬱でしたが、これは杞憂でした。やっぱ330eの運転は楽ちんで(勿論休憩はします)帰宅してからもあと100や200kmなら走っても平気だなーと感じた次第です。
最後に、一応車メインのblogなのでクルマというか運転のことを書かせてもらうと、ロードスターのi-DMは5thステージ、マツダ ドライビングアカデミーにも参加して快適ドライブを学んだつもりの私としては、この旅行での運転は100点満点に近かったと思います。あらゆる場面で遅くは無いけど滑らかな操作を心がけ、だいたい思い通りにできたと思うし、高速道路ではちょこちょこブレーキ踏む車や速度が一定でない車のクッションになるよう走れた、と思います。まぁ私がそう思っているだけで家族や他のドライバーがどう思っているか正確には分かりませんが、家族は快適に、後続車は「こいつの後ろ走りやすい」と思ってもらえたら幸いですね。
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