1月21日に立ち上げた30cmキューブ水槽。1ヶ月弱経過したのでどんな感じかまとめていこうと思います。フィルターはGEXパワーフィルターMサイズを使用。
底床は2種類のソイルを2対1くらいの割合で使っております。左のGEXピュアソイルが2、右の麦飯石ソイルが1。ピュアソイルには栄養が含まれておらず水を弱酸性にする効果があるそうで、価格は非常に安く2kgで560円くらい。麦飯石ソイルは3Lで1380円なのでそこそこの価格。栄養満点!というタイプではなく少し含まれているという感覚でしょうか。それを2対1なので水槽全体としての栄養素は少なめだと思います。これはコケが生えまくるのを嫌っての考えでした。
まず6日間は生き物を入れず、流木に釣り糸で巻きつけたウィローモスのみで水を回しながら様子を見ていました。ソイルからは水草の栄養とアンモニアが出るということで、バクテリアを増やしながらそのアンモニアが亜硝酸塩に分解される状態を作らねばなりません。バクテリアがてっとり早く増えるかも?と60cm水槽に入れていたブラックホールをフィルターに入れておきました。若干油膜が出たものの、水流でほとんど消えるし水換えすれば気になることはありません。
3日目に亜硝酸塩の量を調べると0.3mg/Lのオレンジ色でしたが、7日目には
0.3mg/L以下の黄色へ。亜硝酸塩も分解されて硝酸塩になったのか、そもそもアンモニアが少ないのか分かりませんが、オレンジが黄色になったので8日目に60cm水槽のネオンテトラ3匹を移動させました。ここまで水換えは1回のみ。
pHはいつ見ても6.0くらい。8.5とアルカリ性が強い60cm水槽とは対照的で、これはソイルの力なのでしょう。定期的にpHと亜硝酸塩は検査していますが、水質に大きな変化はありません。でもコケはよく生える。やっぱソイルから栄養が出ているのですね。ガラス面にべったりと広い面積で生える緑色のコケと、細い髪の毛みたいなコケの2種類が発生するので、週1くらいでプラスチックのカードで擦って掃除していました。水草が栄養を吸ってくれればいいなーと9日目にアマゾンソード、ミクロソリウム・ウェンディロブ、イエローリシマキアを買ってきて入れてみる。
左からアマゾンソード、ミクロソリウム・ウェンディロブ、イエローリシマキア。アマゾンソードは簡単に速く成長するタイプの水草ですが、他の2種類はできれば二酸化炭素の添加をした方が良いと言われています。我が家では二酸化炭素添加をしていませんが、どうなるか試してみてくて購入。ちなみにミクロソリウム・ウェンディロブはけっこう高価で1株700円、2株買ったので1400円もします。小型熱帯魚より高いんだよな・・・
10日目、底床にもコケが生えるので対策としてヤマトヌマエビ1匹を60cm水槽から移動。流木に生える水カビもエビが食べるらしいので、そちらも期待。
上の画像の突起部分に白いモヤモヤが見えると思いますが、これが流木全体にあったんですよ。コケもあるし水カビは大量にあるしでヤマトヌマエビ1匹だと処理に時間がかかるので、15日目にヤマトヌマエビ2匹を買ってきて投入。同時にゴールデンハニードワーフグラミーを2匹買ってきていれました。
水カビはエビ3匹によって本当に綺麗サッパリなくなりました。その分フンもよくするし、食べ物がなくなると餓死するというデメリットもあるけど処理能力の高さはピカイチのヤマトヌマエビさん。脱皮したのを2つの水槽で見たけど、抜け殻の形がそのまんまエビで一瞬「死体か?」と驚くくらいでした。抜け殻が半透明なのが普通ですが、生体も半透明なのでホントにそのまんまです。
ゴールデンハニードワーフグラミーは可愛いです。泳ぐのが得意ではないのでテトラ系やグッピー、プラティみたいに絶え間なく泳いでいるタイプではなく、スーッと泳いできてピタリと止まる、という動きを繰り返します。腹に生えた2本のヒゲみたいな触覚で気になるモノを触る姿も可愛い。また臆病なのか、入れて数日は流木の裏に隠れていることが多かったですね。それからエサを食べるのが下手で、ネオンテトラに負けて食べられないことが多々あります。かと言ってエサの量を増やすと水が汚れるので、少し時間と場所をづらしてあげるなど工夫が必要。
そんなグラミーが、買ってから3日目に1匹死んでしまいました。前日から底で動かずじっとしているので弱っているとは思いましたが、回復することなく死亡。他の生物はどれも元気そうだし、水温、水質共に大きな変化はありませんから弱い個体で環境変化についてこれなかったのでしょう。
それから20日くらい前に職場の近くで拾ってきたウキクサを入れてみました。
変な生き物の卵がついてたりすると嫌なので付いていたコケは綺麗に洗い、水を換えながら20日置いてあったのでそろそろいいだろう、という感じで投入。水槽を上から見るとウキクサって雰囲気が良いのですが、ガラスで蓋がしてありそこに水滴が付くので熱帯魚の水槽って上から見るのに不向きなんですよね。ついでにコケ掃除するとフィルターの吸込口に挟まることが多々あり、ちょっと邪魔かも、と最近思っています。根は水槽に入れる際に邪魔だったので1cmくらいにカットしましたが、3日くらいで3cmまで伸びているので成長は早そう。チドメグサは葉を水上に出しているので、これが水中に適用するのか実験中です。芝生に生えるとやっかいな雑草だそうですが、単体で見ると可愛い葉なんですよね。ちなみに漢字で書くと血止草で、擦り潰して傷口に塗ると血が止まるそうな。昔はそういう使い方をしたのでしょう。
その後はコケと水カビが減ったので3匹いたヤマトヌマエビを1匹60cm水槽へ移動し、水換えをしたりガラスのコケ取りをしたりして現在に至ります。水換えは25日でトータル3回。生き物の死亡はグラミー1匹で、可哀想ではあるものの1匹で済んでいる、とも言えるのかなぁ。フィルター内の濾材は最初から付いていた純正2枚セットと、60cm水槽から持ってきたブラックホール1つ。純正セットは説明書によると2週間で交換しろとありますがすでに倍近く使っており、ボチボチ交換時期っぽいけど純正品は割高なので別の濾材を入れようか考え中。水槽サイズより1サイズ大きいフィルターにしたけど、それでも壁掛けフィルターって入る濾材の量が少ないので沢山の生き物は入れられないでしょうね。水流については水位を水の出口ギリギリまで上げれば弱めなので泳ぐのが苦手な魚でも大丈夫っぽい。
最後に現在の水槽全体の様子を。流木の形が洞窟みたいになっておりグラミーがお気に入りみたいで嬉しいのですが、姿が見づらいのがちょっとなーという感じです。少し寂しいのでもう少し様子を見て、グラミーを3匹くらい増やそうかな。
追記 1ヶ月後、藻の繁殖が凄まじくリセットすることに・・・その時の記事はこちら。
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