ぐっどすぴーど

40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

BMW330eのタイヤをMICHELIN PILOT SPORT 5(非ランフラット)に交換 心地が明確に良くなる

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BMW330eのタイヤをMICHELIN PILOT SPORT 5(非ランフラット)に交換 心地が明確に良くなる

父のBMW 330e(F30)のタイヤが摩耗してきたので交換してきました。

新しいタイヤは非ランフラットのミシュラン パイロットスポーツ5でして、交換後100kmほど走らせてみるとコレがメチャクチャイイ。グリップ力とか滑り出す瞬間がとかいう話は私にはできませんけど、街乗りがすこぶる快適になって大満足なのですよ。具体的には交換前のゴツゴツ感が明らかに減り、しっとり落ち着いた乗り心地になったのに加え、タイヤの真円性が上がったかのような滑らかな回転感覚、そして若干静かになったように感じ、総合的に車のランクが一段階上がったかのように感じるのです。ハンドリングがダルくなったということも無く走行性能においてデメリットは感じません。ということで今回はBMW F30 330eのタイヤをランフラットから普通のラジュアルにしたら乗り心地がメチャ良くなったというお話しです。

新車時から装着されているタイヤはブリジストンのポテンザS001RFT、サイズはフロント225-45/18、リヤ255-40/18と異なるサイズになっており、これは排気量に関係無くMスポーツ特有のサイズ。20217年3月登録なので6年ちょっと経過、交換前の走行距離は約2.1万kmでした。

上がフロント、下がリヤの画像です。あと1年くらいいけそうな気もしますが、換えようと思った時が換え時だと思っておきましょう。見てすぐ分かるくらいフロントの方が減っています。330eは後輪駆動ですしバッテリーがトランク下にあってリヤ荷重も大きいのでフロントの減りが早いというのは変な感じがしますが、大人しく走らせているとこういうものなのでしょうか?ちなみにワタクシ、車が停止した状態でグルグルハンドルを切る、いわゆる据え切りというのはしません。かならず少しでも動いている状態で切るようにしています。

そしてこちらが交換後のパイロットスポーツ5。購入と交換作業はフジコーポレーションで、工賃や廃タイヤ処分代などコミコミで16万円くらいでした。

カッコイイですね。タイヤにカッコイイとかあるの?と思われるかもしれないけどチェッカーフラッグみたいな柄が良いじゃないですか。

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そのチェッカーフラッグやブランドロゴの周囲の色が違うのはプレミアムタッチという装飾だそうで、細かい山が切られており、これが光の反射を押さえて黒く見えるそうです。触るとベルベットのような感触で、確かに同じ黒でもコントラストができて良い。ただ汚れたら掃除できるのかが疑問です・・・

左右非対称のデュアル・スポーツ・トレッドデザイン。公式サイトによれば内側(上の画像なら右側)は排水性を、外側は大型ブロックにより剛性を高め、ウェットでもドライでも高いグリップを発揮するそうな。回転方向の指定はありませんから前後サイズが同じクルマなら前後左右どちらもローテーションすることができます。

履き替えた感想は最初に少し書きましたがメチャクチャ良いのです。もともと走りやすい綺麗な路面ではさらに滑らかに、荒れた路面ではザラザラ感が軽減、大小様々な段差やスピードバンプは突き上げが減り、あらゆるシーンで快適な乗り心地になりました。乗り心地がしっとりしたことで車格が上がったみたいに感じ、大げさに言うなら5シリーズに乗っているような気分になるのです。ではハンドリングがダルくなるのかと言えばそんなこともなく至って普通ですし、ハンドルの切り始めの感触も軽くスッと切れて(以前はゴリゴリした)良い感じですし、街乗りに関して言えばデメリットなど無くメリットばかり。特定のシーンではなくあらゆるシーンで乗り心地が良くなるというのがドライブ全体の質を上げるてくれるので効果絶大です。静粛性も上がっていると思います。

ミシュラン パイロットスポーツ5の性能については、タイヤって新品を自分の車で比較できるものではないので予想でしか言えませんけど、スポーツ性とコンフォート性が高い次元でバランスされているような気がします。プライマシー5にするともっと静かで快適になるのかなーとも思いますが、3シリーズというキャラクター的にパイロットスポーツが正解だったと思っておきましょう。

最後にちょっと気になる?話を。ランフラットを普通のラジュアルに履き替えるのは実は2回目でして、以前のE90 323iもホイールを換えるのと同時にランフラットからラジュアル(レグノ)にしていました。当然この時も乗った瞬間から「乗り心地良くなったなー」と思った訳ですが、今回の方が変化が大きく、より乗り心地が良くなったように感じました。BMWがランフラット使い始めた直後のE90よりも世代が変わったF30の方が洗練されているはずですし、実際ラジュアルのE90からランフラットのF30に乗り換えた時には「ランフラットでもそんなに乗り心地悪くない」と思ったものですが、いざF30をラジュアルにするとこんなに変化するなんて・・・E90をラジュアルにしたのは10年以上前のことなので記憶が曖昧になっているのでしょうか。

さて長々と書いてきましたがまとめるとF30 330eのタイヤをランフラットから非ランフラットのミシュラン パイロットスポーツ5にしたら5シリーズを連想するようなしっとりした乗り心地になった。ハンドリングのダルさも特に感じず、純粋に乗り心地だけが良くなってドライブの質が上がったというお話でした。F30は中古で大量に出回っているし値段も下がっていると思いますし、そんな個体はタイヤも減っていると思いますからパイロットスポーツはわりとオススメです。最後まで読んでいただいてありがとうございました。

追記:BMWのタイヤを非ランフラットにすると運動性能が低下するという意見もあるようですし、ランフラットの乗り心地は普通のタイヤと遜色ないレベルに進化しているそうなので、もう少し掘り下げて考えてみました。よろしければランフラットタイヤの乗り心地はすごく良くなった? 進化とそれに合わせたサスセッティングについて考えるもどうぞ。