ぐっどすぴーど

40歳手前のオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2017年12月、F54クラブマンSDとDJデミオディーゼルが我が家に加わり、家の車がPHVとディーゼル車になりました。

BMW 523dツーリング 試乗

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BMW 523dツーリング 試乗

 

知り合いの方のご厚意で、BMW F11 523dツーリング Mスポーツを3時間ほど借り、自由に乗らせていただいたので、今回はそのレポートです。

動画でも紹介していますので、よろしければどうぞ。画面上部のタイトルか下部のyoutubeマークを押せばyoutubeにジャンプして高画質でご覧になれます。

 

イイですね・・・すごくイイです。理想的な車です。踏めば速い、巡航中は静か。大柄な車体でもキビキビ曲がり、乗り心地もいい。ワゴンなので荷物も載せやすいし積載量も十分。そして燃費もいい。この車のどこに弱点があるのか?まさに私の理想の車でした。

ボディサイズとスペックは以下の通り
全長×全幅×全高 4920×1860×1480mm ホイールベース 2970mm 重量1860kg
184ps/4000rpm 38.7kg-m/2750rpm 8速AT

エンジンは2Lのディーゼルターボ。ツインパワーターボとなっており、ツインターボと間違える方がけっこういるようですが、タービンは1基のシングルターボです。低回転から高回転までまかなえるという意味で、ツインパワーということでしょう。
ディーゼルなので外でエンジン音を聞くと、一発でディーゼルと分かりますが、音が低く、カラカラ音はずいぶん控えめです。そして乗れば5シリーズの遮音性ですから、注意しないと分からないレベルまで小さくなります。振動もほとんど無いので、乗っていてディーゼルのネガを感じることはほぼ無しと言っていいでしょう。
伝達方式がトルコンなので、発進はスムースです。高級車らしくスルリと走り始め、8速ATが2000rpmほどでトントンシフトアップし、巡航体制に入ります。
いざアクセルを踏むと、いきなりドンと押されるようなことはなく、グーっと加速。この辺はもっとガツンと加速し方が刺激的かもしれませんが、あくまで上品に加速する感じですね。加速力そのものは必要にして十分です。

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走行モードがスポーツプラス、スポーツ、コンフォート、エコプロの4つあり、標準はコンフォートなのですが、今回は時間がたっぷりあるので、スポーツプラス以外はしっかり試しました。

まずエコプロです。最大限燃費を良くする設定で、標準のコンフォートと比べて、ややもっさりした加速になります。素早くアクセルを踏んでも、スロットルはゆっくり開くのだと思いますが、このモードにした直後はかったるく感じました。しかし10分も乗っていれば慣れるのか、さほど気にならなくなります。

スポーツは、巡航中1500rpmくらいだった回転数が2000rpmくらいになり、踏んだ瞬間にエンジンがパワーを出しやすいようスタンバイしている感じになります。
スロットルの開き方も少し早くなる様ですが、それよりも回転数が高めになっている為に加速しやすい気がします。よって踏んだ瞬間の加速はコンフォートより鋭くなります。
パドルも使ってみましたが、レスポンスはなかなか良く、DCTタイプと比較しても劣っている感はないと思います。そして、パドルでシフトダウンし、回転を高めてアクセルを踏み込むと・・・グイーンと気持ちよく加速!回転の上昇も鋭く、嫌な音、振動も無し。むしろいい音と言ってもいいかもしれません。こうやってシフトダウンからの加速を味わうと、スポーツモードでただアクセルを踏んだだけの加速はちょっとレスポンスに欠ける気もします。まぁ・・・38.7kg-mのトルクがあるのですから、これでも十分速いのですがね。

ハンドリングと乗り心地について。ハンドリングは、1800kgオーバーで全長5mに迫る大柄な車体なのに、軽く向きを変え、スイっと曲がります。ハンドルに伝わるタイヤの感触も違和感無いのですが、曲がり方にちょっと違和感がある時がたまにあります。2時間ほど乗り、燃料を補給してからガソリンスタンドを出ようとハンドルをグルグル回した時、理由が分かりました。アクティブステアリングです。速度からタイヤとハンドルの切れ角を可変させる機構ですね。低速時はタイヤが大きく切れ、高速時はあまり切れなくすることで、取り回しと高速安定性の両方をアップさせるのが狙いだそうで、「なんかスゲー曲がるなー」と思ったのは、これのせいだと思われます。確かに便利だとは思いますが、まったく違和感が無いワケではないので、個人的にはビミョーな機能かな。まぁ5シリーズで山道を思いっきり飛ばして走ることも無いでしょうし、もしかするとそういう走らせ方をすると「アリかも」という評価になるかもしれません。この辺は借り物のも車では試せないので、ちゃんと評価できない部分です。
乗り心地は、段差のコツコツは伝えてきますが、不快ではないですね。キビキビ曲がるのを重視はするけど、乗り心地も損なわない味付けだと思います。Mスポではなくラグジュアリーだとどうなるのか興味深いですね。ランフラットタイヤを普通のタイヤにするとどうなるのかも気になります。
そうそう、モード切り替えでダンパーの設定も変わるのか確認していませんでしたが、どこか触るとエンジン、ハンドリング、乗り心地と個別に設定できるのでしょうか?もしできるなら私が乗っていた状態がどういう設定だったのかで、これまた評価が変わってしまいますね・・・
モード切替による乗り心地の変化は感じられませんでしたが、総じて快適でした。フワフワな乗り心地より、程よく引き締まっていた方が安心感があると思います。

静粛性については、先に書いたようにエンジン音は聞こえますが、かなり静かです。ロードノイズは、路面状態が良ければ当然静かですが、ザラザラの路面だとやっぱりゴーーっとそれなりに入ってきます。ですがV60よりは静かです。この辺はもう車側では限界かもしれません。あとはタイヤをランフラットではないコンフォートタイヤにするしかないでしょう。新型になっても、このロードノイズだけはどうにもならないと思うのですが、果たしてどうなるのか。

最後にブレーキですが、我が家のE90 3シリーズが軽く踏んだ直後から効くタイプなのに対して、踏み始めから効くタイプではなく、踏んだ量に比例して効いていく感じでした。慣れないと「あれ?あんまり効かないか?」と思いますが、10分も乗っていれば慣れるし、そうなるとこっちの方がコントロールし易いのは言うまでもないですね。

 

ということで総評。
すごくイイ車です。すべての願いを叶えてくれると言っても過言ではないでしょう。ディーゼルのネガティブな部分は乗ってしまえば感じません。そしてツーリングというボディにこのエンジンは非常にマッチしていると思います。ラグジュアリーのサスペンションがどのくらい柔らかくなるのか未知数ですが、5シリーズでツーリングなら、乗り心地重視のラグジュアリーの方がキャラクターに合っている気がします。乗り比べてみたいものですね。価格は755万円。流石に高いですが、動力性能をキープしたまま快適装備、安全装備、内装クオリティなど、すべての部分で3シリーズを超える車でないといけないのが5シリーズなので、仕方ないのかな?ちなみに320dツーリングMスポは599万円。その差156万円。あれ・・・こうして比べるとけっこうお買い得な気もしてきます。

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