ぐっどすぴーど

40歳手前のオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2017年12月、F54クラブマンSDとDJデミオディーゼルが我が家に加わり、家の車がPHVとディーゼル車になりました。

ワゴンの方がカッコよくない?新型ボルボV60試乗

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ワゴンの方がカッコよくない?新型ボルボV60試乗

ついにキタ!写真を見て「こいつはカッコいいぞ!」と思っていた新型ボルボV60に試乗してきました。SUVブームなのでXCシリーズが注目されがちですが、私個人的にはXC60とV60ならV60の方がカッコいいと思うし、重心が低くて軽いということは運動性能でも有利。ついでに価格もSUVより安いといいことばっかりですよ。本当にSUVのデザインがカッコいいと思う、その積載量や車高が必要ならば話は別ですが、今一度冷静に車としての美しさ、積載量と使い勝手、乗り心地も含めた運動性能を考えてみると、ワゴンって優れたジャンルだと思うんですよね。今回は過去にボルボXC70、旧V60を所有していた私が新型V60に試乗してどう感じたか?ということをお話ししたいと思います。

試乗車のV60 T5インスクリプション。ボディーカラーはデニムブルーメタリック。

スタイリングやインテリアについて詳しくは次回書きたいと思いますが、実物のV60を見ると低くて伸びやかで実にスタイリッシュ。基本的にはシンプルに見えるものの、ドアの窪みからリアフェンダーに向かう膨らみはセクシーでもあります。

私の乗っていた旧V60より全幅が15mm狭いんですね。でも新型がワイドに見えるのは、全高が低い事、ボンネットが水平に近く長い、ヘッドライトが細長い、グリルがワイドなど様々な要素からでしょう。サイズとしては新型の3サイズが4760×1850×1435mm、ホイールベース2870mmなのに対して旧型は4630(後期は4635)×1865×1480、ホイールベース2775。全高は45mmも差があるんですね。

上が私の乗っていた前期型、下が代車で借りた後期型のRデザイン。

さらにその前の愛車であるXC70。この世代は今思うとボディが緩く、乗り心地はXCだからかちょっとフワっとしたものでした。なので低速での乗り心地は非常に良かったです。高速道路も日本の速度なら余裕。しかしワインディングを飛ばして走る気にはなれない車でした。

では新型V60 T5インスクリプションに乗り込んでみます。シートは座り心地と体の収まりが非常に良し。柔らかいソファーのようなシートはしっかり感に乏しいし、硬いシートはスポーツカーじゃないんだから・・・と言いたくなりますが、表面がタプっと体重を分散させてくれ、でも芯はしっかりしている感じ。グレードがインスクリプションなのでパフォレーテッド・ファイン・ナッパレザーが標準となり、その質感としっとりした触り心地は非常に良いものです。マツダもナッパレザーのシートを設定していますが、レザーの質感は完全にボルボが上。まぁ価格帯が違うし、しなやかなレザーは耐久性が心配な部分もありますよね。それに対してゴツいレザーは耐久性まで考えれば悪くないので一長一短です。

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走り出しと低速でのブレーキコントロールは簡単で、初めて運転しても飛び出したりカックンブレーキになることはありません。オートパーキング機能をONにしておいても上品に発信させ、静かに止めることが可能。アイドリングストップも静かに止まり再始動するので邪魔にはなりませんが、これは我が家のBMW 330eの方がより静かに再始動するかな。

乗り心地は非常に良いです。試乗コースで路面がガタガタの場所ではXC60より軽やかにクリアしてくれました。突き上げは多少感じます。これはXC60もV60も。その強さも大きく違わないのですが、V60の方が軽やかにクリアしていく感覚。サスペンションがよく動いている、ということでしょうか。重心の高いSUVを気持ちよく曲がらせるにはある程度サスペンションを固め、それに合わせた太くてハイグリップなタイヤを履かせることになると思うのですが、これが低速での乗り心地で不利に働いてしまうんだろうと思います。体がゆさゆさ揺れる道路のうねりを低速で通過する場面では差が大きくなり、V60の方が揺れが少なく快適です。60km/hくらいの速度ならXC60とV60はどちらも快適なのですが、30km/hだとXC60はサスペンションが突っ張るところ、V60はまだしなやかに動いている、気がします。

時々乗っているF30 330eと新型V60、どちらが乗り心地が良いかと考えると、70km/hくらいまでしか試せませんでしたが、この速度域ではややV60の方がいいですね。330eがMスポなのもあると思いますが、やっぱり足が軽く動いている感じでV60の乗り心地は良好。330eの乗り心地も多少突き上げがあるけど不快でないものなので、差は小さいんですけどね。直進性はこのくらいの速度だとイマイチ差が分かりません。ステアリングを切っていく時の感触はですね、330eはすごく軽くて人工的な感じがするのでV60の方が自然かと思います。

静粛性は高く、ロードノイズはかなり静か。乗り心地が良いのとロードノイズが静かなのは標準タイヤのコンチネンタル プレミアムコンタクトが良い仕事をしているのかも、というのは営業さんの見解。235/45R18というけっこうなサイズのタイヤですが、V90のインスクリプションだとピレリ Pゼロ255/35R20というタイヤで、これはちょっとやりすぎかと思うんですよ。なのでV60の乗り心地が良いのは適切なタイヤサイズの影響もあると思います。

パワステのアシストはXC60よりも弱めで、操作は少し重くなります。とは言っても特に重いことはなくこれくらいがちょうどいい。旧V60にはパワステアシスト量を3段階に調整できたので、試乗したXC60とV60で設定が違ったのかもしれません。路面とタイヤの感触は邪魔ではない程度に伝えてくれ、楽にクルージングできそう。コーナーリングは回りの交通状況的に試せず、でした。

ボルボのガソリンエンジンは基本的に1つなので以前乗ったXC90やXC60やXC40、V90と共通です。なので大きく印象が変わることはありません。XC90ですら楽々走らせるトルクがありますし、少しアクセルを踏んだ時の回転フィール、音、加速、どれも悪くありません。と言うか加速に関しては250ps以上出ているので十分速いレベルかと思います。私の乗っていた旧世代の1.6Lは普段乗りだとコロコロした感触が少しあったし、踏み込んだ時は荒々しさみたいなものもあったので、それに比べれば洗練されたエンジンだなーという感想です。もう一歩、アクセルを踏み込みたくなるような回り方と演出があれば最高なのですが、それは贅沢というものでしょうか。でもこれだけカッコイイデザインだと多少過激になる演出があってもいい気がします。そういえば今回はスポーツモードを試し忘れてたな・・・

ということで試乗を終え、改めて価格のことを考えると、T5インスクリプションが599万円、T5モメンタムは499万円。これがXC60の場合はT5 AWD インスクリプション679万円、T5 AWDモメンタム599万円。FFとAWDの違いもありますが、70~100万円の差があるのでSUVはやっぱ高いなーとワゴン好きの私は思うのです。ちなみに私が旧V60を買った時の価格はオプション込みで約430万円(値引きもけっこうあった)でした。新型V60モメンタムにレザーパッケージを付けると540万円くらいになるので、車自体は非常に良くなっていますが値段も良くなっているのがキツイところ。T4モメンタム420万円、T4インスクリプション520万円なんてのがあると競争力がさらに高まると思うし、日本はまだまだディーゼル需要がありそうだからD4もあれば最高なんだけどなー。

最後に納期の話しですが、V60は第一陣の輸入量がXC60やXC40よりも遥かに多く、T5インスクリプションはかなりの台数があるのでほぼ即納可能とのことでした。ボディーカラーと内装色の組み合わけによっては台数が少ないものもあるでしょうけどね。それからモメンタムですが、こちらは在庫として輸入された車すべてにレザーパッケージが付いているとのことで、ファブリックシートがいいなら在庫が無く半年くらい待つことになりそう。さらにインスクリプションよりもモメンタムはずっと数が少ないとのことで、早めに決めないとモメンタムは在庫が無くなるかもしれません。ボルボのファブリックシート車が少ないのは、ボルボ・カー・ジャパンが在庫として仕入れないから・・・なのか。カタログに乗っているグレーのファブリックシートはいいセンスだと思うんですけどねぇ。それからこれは確認不足なのですが、カタログを見るとスマートキーはレザーパッケージに含まれています。これが単品で付けられないのはファブリックシート派にはけっこう致命的だと思うんですよ。もしそうなら、ボルボ・カー・ジャパンさん、せめて単品でスマートキーをオプション設定してください!

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