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40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

保安基準一部改正 BMWの忌々しいフェンダーのモールとオサラバ

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保安基準一部改正 BMWの忌々しいフェンダーのモールとオサラバ

2017年6月22日、国土交通省が車の保安基準を一部改正したことにより、車体からタイヤがはみ出している、いわゆる「ハミタイ」が10mm未満までOKとなり車検に通るようになりました。他にもマフラーの出口の角度について、以前は車を真上から見て左右30度以内という決まりがあったのですが、これが自由になり、サイド出しもOKに。

ハミタイ10mmまでOKの原文は↓

自動車が直進姿勢を取った場合において、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30度及び後方50度に交わる2平面により挟まれる走行装置の回転部分(タイヤ、ホイール・ステップ、ホイールキャップ等)は当該部分の直上の車体(フェンダー等)より車両の外側方向に突出していないこと。
この場合において、専ら乗用の用に供する自動車(乗車定員10人以上の自動車、二輪自動車、三輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車並びに被牽引自動車を除く。)であって、車軸中心を含む鉛直面と車軸中心を通りそれぞれ前方30度及び後方50度に交わる2平面により挟まれる範囲の最外側がタイヤとなる部分については、外側方向への突出量が10mm未満の場合には「外側方向に突出していないもの」とみなす。

堅苦しい文章はよく分かりませんが、上の方のはみ出しは許さないけど、下の方は10mmまではみ出してOK、という解釈でいいのかな。それから対象はタイヤであって、ホイールは1mmたりともはみ出してはいけない、ということでしょうか。

BMW F30の3シリーズに関して言うと、Mスポーツの標準18インチホイールを履いている個体は、前後のフェンダーに厚さ3mm程度のアーチ状の樹脂プレートと言うかモールのようなもの(フェンダーアーチプロテクションと呼ぶらしい)が貼ってあり、これが法改正前基準で車検を通す為の措置でした。オプションで19インチホイールを選択すると無くても良いらしいです。つまり18インチの方が真横から見た時タイヤに厚みがあり、わずかに膨らんでいる。その膨らみが車体からはみ出していることになり、あの樹脂アーチが必要と考えられます。

リヤは小さく、フロントはけっこう大きいです。ちなみに日本仕様だけこれが付いているそうで、海外では無いらしい。あくまでも法的に車検を通す為のアイテムであり、これがあるから安全であるということは無い部品。

法改正後、ディーラーさんに「あの樹脂アーチ外しても大丈夫なの?」と聞いてみたところ、たぶん大丈夫ですよということで、我が家の330e Mスポーツも外してみました。両面テープで付いているのですが、これがかなり強力で外すのに苦労しました・・・4ヶ所取るのに1時間くらいかかったと思います。外した画像がこちら。絶対に大丈夫ということではないみたいですが、もともと外してもいいようなグレーゾーンだったワケで、この改正でほぼ真っ白になったと思っています。

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リヤはあの小さなパーツにどんな意味があるのか?フロントと同じ大きさの方が違和感が無いのでは?と思っていたので、無くなると非常にスッキリしました。

この空のように晴れやかな気持ちですw

日本の販売店側も余分な部品を付ける手間が省けて良いのではないでしょうか。

マツダやポルシェは↓のようにタイヤハウスの中から対策していましたが、今後は無くなるのでしょう。画像はロードスターRF。

BMW方式よりこの方が見栄えがいいと思っていましたが、外していいことになるとBMW方式の方が外しやすいのかもしれません。ロードスターの中から出っぱているアイツは、その部分だけ外すことができるのでしょうか・・・?