ぐっどすぴーど

40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

ホンダのMTは最高だ!シビック タイプR(FK8)に試乗 納車は10ヶ月待ち

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3週間前までシビックタイプRの試乗車は隣の県にしか無く、それでも一度行くかな、と考えていたのですが、先日走ってい実車を見かけたので再度残クレを考えるという記事を書きました。そしてもう一度試乗車の検索をしたところ、見かけたすぐ近くのホンダディーラーに試乗車がありました。どうやら少し遅れて試乗車が来たみたいで、私がみかけた白のタイプRはその試乗車だったみたいです。で、さっそく試乗させてもらいました。V60の車検が来年5月で、それまでに納車されるなら残クレで無理してでも買うか?と考え納期も調べてもらったのですが、残念ながら今すぐ注文(2017年11月下旬)しても納期は2018年9~10月ということで、どう考えても間に合いません。次の車という候補からは消えましたね・・・

試乗してどうだったかと言うと、まずガッツリアクセルを踏むことはできず、コーナーリングもゆっくり交差点を曲がっているだけなので、走りについて多くは語れません。しかし普通に街乗り車として使うとどうなのか?というのは語れます。結論から言えば、MTとしては究極に乗りやすと断言でき、MTに慣れていない人でも全然乗りやすいし、乗り心地も普通より良いくらいである、です。

クラッチはやや重めです。しかし踏む時に少し重いだけで跳ね返ってくるようなことは無く、足の力を抜いた分だけスッと返ってくるので非常に操作しやすい。ミートポイントはやや奥の方(踏み切って少し戻すと半クラッチが始まる)、半クラッチの幅もちょうどいいという具合に、ギヤを入れて一発目の操作からまったく違和感がありません。駐車場を移動し、1速に入ったままクラッチを踏んで車道に出る前に一時停止、リリースして走り始めるのですが、すでにこの時から滑らかに発進できます。1→2速のチェンジも初っ端からガクっとさせず行うことが可能で、可愛い女の子を助手席に乗せても恥ずかしい思いをすることはないでしょう。動かし始めてから1分で自分の車のように運転でき、ちょっとビビりました。ゴルフRのMTはミートポイントが上の方にあって慣れることができませんでしたが、シビックタイプRのミートポイントは私の感覚にドンピシャでしたね。

シフトも最高に良いです。まず位置が遠くも近くもなく良し。ストロークは縦にも横にも短く、わずかにゴリっという機械が繋がっている感触が入る手前にあり、自分で機械を操作しているという感覚があります。はやりホンダはMTを分かっている!MTを作らせたら天才だ!と言いたい!

コンフォートモードでの乗り心地は普通に良く、245/30R20なんていうとんでもないタイヤを履いているとは到底思えません。ガツンという突き上げは皆無。ゴルフGTIやRの方がよりサスペンションが滑らかに凹凸を吸収し、洗練された乗り心地であるものの、シビックタイプRのコンフォートモードに文句がある人はいないでしょう。

スポーツモードにすると明らかにサスペンションは固くなりますが、それでも私には許容範囲。ちなみに+Rモードは試していません。アクセルレスポンスは乗り心地ほど大きな変化は無く、ちょっと鋭くなったかな、という感じ。それよりもハンドルがかなり重くなるので、油断していると面食らいますね。スポーツモードでのハンドルにはゴリゴリ路面の感触とタイヤのグリップ感が伝わってくる気がするのですが、コンフォートだとそこまで強烈に感じないのが不思議でした。

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シビックタイプRにはレブマッチシステムという、シフトダウン時に自動で回転を上げてくれる夢のような機能があり、(日産のZにもあったような)どのタイミングで作動するのか?これは試してみたい!と興味津々でした。チャンスを見て3速からクラッチを踏み2速へシフトダウン。クラッチを遠慮気味にリリースすると、レブマッチシステムは作動せず、軽く前につんのめるエンジンブレーキ状態に。あれ?作動しない?と思いつつ、もう一度3から2へ、そして今度はクラッチをパッとリリースしてみたところ、見事ブオンという音と共に回転が上がり、まったくショックの無いシフトダウンが完了です。どうやら低いギヤに入れ、クラッチをリリースする瞬間に作動するみたいですが、そのリリースする速度がゆっくりだと作動しないみたいなので、作動させたいなら遠慮せずレブマッチシステムを信用してパッとクラッチをリリースする必要があるみたいですね。メチャクチャ運転が上手くなった気分がして面白いし、実用的な機能です。

広い道をスポーツモード2速でアクセル半分、4500rpmくらいまで回してみると、ヌケの良い排気音を響かせながら一気に加速。このくらいのアクセル開度だとターボっぽいトルクはあまり感じず、回転の上昇と共にスピードも高まっていく感じでした。最大トルクの40.8kg-mは2500rpmから発生ということですが、1500rpmでも十分なトルクがあり、交差点の左折は3速で余裕です。1200~1300rpmくらいですが、エンジンがガクガクすることもなく、軽々加速し、かつブン回せば爽快なのですから非の打ち所無し。ついでに燃費もカタログ値で12.8km/Lということでこんなにハイパワーなのにけっこう良いのです。

お願いして普通の試乗コースを2周させてもらったのですが、もっと乗りたかったです。ワインディング走ったら最高でしょうね。私の場合ヒール&トゥはなんとなくできるもののブレーキに集中できない面もあり、レブマッチシステムでブレーキに集中できるのはとてもありがたいだろと思います。まぁフルブレーキングするほどハードに走らせる度胸は無いんですけど。

 

そんなワケでシビックタイプRの街乗りレポートでしたが、兎に角クラッチの的確な繋がり具合と、ちゃんと機械的に繋がっているという感触のシフトで、MTを走らせるのは超楽しいと改めて感じました。すぐにAT並みにスムースに走らせることができる乗りやすさにも感動。普段操作しやすいMTはスポーツ走行でも操作しやすいワケで、ホンダはMTを作らせたら天才です。タイプRではないハッチバックのシビックもMTが30%以上売れているらしいですし、それだけみんなホンダのMTに期待していたのでしょう。

よく比較されるメガーヌRSは試乗できそうにないので、自分が試乗したゴルフGTIやミニJCW、先代タイプRなどのFFスポーツ比較表を作ってみました。こうして比較するとタイプRってメチャクチャパワーのある車なんですね。そしてタイヤがまさにサーキットで戦う為のサイズという感じですね。価格も性能からすると割安に思えてきます。

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