ぐっどすぴーど

40歳手前のオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2017年12月、F54クラブマンSDとDJデミオディーゼルが我が家に加わり、家の車がPHVとディーゼル車になりました。

唯一無二の軽オフローダー 新型ジムニー(MT)に試乗

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唯一無二の軽オフローダー 新型ジムニー(MT)に試乗

20年の時を経てフルモデルチェンジしたスズキ 新型ジムニー(MT)に試乗してきました。いやー、20年って凄いですよね。できたのにしなかったのか、したかったけどできなかったのか、する必要が無かったのか分かりませんが、待っていた人は多そうです。営業さん曰く試乗車が店に来たのが2週間前なので土日は2回あったワケですが、どちらも試乗は最大1時間待ちだったそうな。しかも1週目は酷い雨だったにも関わらずです。うーん、ジムニー愛されてるなぁ。人気の為納期も長いらしく、ジムニーで6~8ヶ月、シエラに至っては1年近くの待ちとなっているそうな。

さて、実物のジムニーを目の前にすると、ちっちゃくて四角いなーという当たり前の感想なのですが、この小さな中にラダーフレーム、二駆、四駆の切り替え、副変速機というホンモノの性能を秘めているのが面白い。そうそう、私は先代ジムニーに乗ったことは無く、軽自動車の運転は家にあるミラ(5MT)と商用バンであるスクラム(こっちも5MT)に時々乗る、という感じです。あ、S660は試乗で少し乗りましたね。オフロード走行に興味があるワケではない(でも性能を秘めているのは重要だと思う)ので、この記事では街中で乗るとどんな感じなのか、ということを書いていきたいと思います。

試乗車は上級グレードのXC、カラーはシフォンアイボリーメタリクのブラックルーフ。ツートンルーフはXCのみ選べますが、個人的にジムニーは同色ルーフが良いと思っています。

では運転席に座ってみます。シートの高さはよじ登るほど高くはなく小型SUVくらいですね。四角く切り立ったフロントガラスから見える景色は独特ですが、ハスラーと似ていると言えば似ているかも。シートリフターが無いので座面の高さ調整はできませんが、ボンネットはよく見え前方の見切りは非常に良し。ややアップライトにリラックスして座る姿勢は楽チンで良いものです。MTということで3ペダルですがペダル間隔に余裕はありません。しかし狭すぎて履く靴を選ぶという程でもなく、気にならない程度。気になったのはステアリングでメーターの上の方が隠れることですね。チルトステアリングで1番上げたポジションにすればしっかり見えますが、それだと私には高すぎるのです。試乗中はメーターが一部見えないまま乗っていましたが、上げた状態でずっと乗っていれば慣れるのかな?

エンジン始動時はクラッチをブレーキの両方を踏む必要があるそうな。この日は非常に暑く、午前中でも35℃はあったでしょう。エアコンを最強にして、ギヤを1速に入れてスタート。クラッチの重さは的確でちょうどいい重さですね。軽ければ楽なのかもしれませんが、スカスカに軽いとリリースする力加減が分かりづらいのでこのくらいが本当にちょうどいい。ギヤはストローク長め。スポーツカーではないのでコクコクと入る感じはありませんが、こいつはリアルオフローダー。正確にゴクリと入る感じが気持ちいいし、シフトブーツの蛇腹もジムニーだといい感じに見えてくるわw (ウチのスクラムは合成レザーのブーツだったりする)

下の画像で見えている短いシフトレバーみたいなのが副変速機のセレクトレバー。前から二駆、四駆、四駆+スーパーローという順番で、スーパーローを選ぶ時はノブを押し込みながら後方へ動かすのですが、これがけっこう固いのです。

ディーラーから車道に出て2速、3速、4速とシフトアップしていくと、エアコンがかかっているせいかエンジンの回転が落ちるのが早く、ゆっくりシフトしてクラッチを繋ぐとガクッと来ます。特にギヤ比の離れている低いギヤの時に。なのでショックを出さない為には少し半クラッチを使うか、素早くシフトチェンジしてクラッチをすぐ繋ぐか、ですね。クラッチにクセはありませんが、エアコンのON、OFFでエンジン回転の落ち方が違うのはよくある事なので、スムースな加速をするにはちょっと慣れが必要かと思います。

エンジンは軽なのに予想以上に力強いなーというのが率直な感想です。トルクがあるので交差点を左折した後でも3速でどうにか(流石に力強くとは言えない)加速してくれますし、エアコンガンガンでもさほどかったるさはありません。3気筒エンジンということで振動は少しあるものの、ジムニーのキャラクター的にこれは楽しむべき要素か?と思えます。不思議と安っぽい振動とは思えず、心地いいと言っても過言ではないんですよね。それから排気音が低くて抜けの良い音なので、この音と振動の相乗効果が心地いいのかも。サウンドチューニングしてあるんでしょうかね?

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驚きなのは、60km/hくらいで巡航していると、その乗り心地にちょっとした高級感すら感じることでした。たっぷりしたストロークとそこそこ重い車重(NDロードスターくらいある)とボディー剛性の織り成す技なのか、しっとりした良い乗り心地なんですよ。ダンパーも良いものを使っているかもしれません。走行音も予想外に静かでしたが、これはエアコンの風の音が大きかったからそう感じただけかも。ステアリングに伝わる路面の感触やグリップ感もしっとりしているし、なんだよこれ、メッチャいいやん!と思っていたのですが、さらに速度が上がると車体の接地感が薄くなる感触が。車高が高くてトレッドとホイールベースが狭いのですから、これで路面に張り付いたみたいに走るのは物理的に無理があるかも。高速道路ではどういう乗り心地になるのか気になるところです。

タイヤハウスの空間が異常に広い!

コーナーリングについては、ロールして曲がっていくんだけど、その動きはかなりゆったりという感じ。Gクラスやラングラー、ランクルなどの本格的なオフロードマシンを運転したことがないので普通の車が基準の私ですが、ジムニーは小さなボディーだからと言ってキビキビ曲がる車ではないみたいです。SUVではないマジのオフローダーはサスペンションのストロークが大きいのでこういうハンドリングになるのかもしれません。腰砕けになるようなヘナヘナの足ではありませんが、ロール量が大きいのでオンロードで無理して高い速度で曲がるのは怖そう。まぁそんなことする必要はないんですけどね。

細かいところですが、試乗中に内装パーツのパキパキ音がほとんどしなかったのは素晴らしいところ。少しだけ右後ろでカタカタ鳴ったのですが、ダッシュボードやメーター周りはまったく鳴らず、700万円オーバーのミライより立て付けが良いかも。ミライは特殊すぎますが、400万円オーバーの私のクラブマンがしょっちゅうパキパキ鳴ることを思うと、これは素直に羨ましい部分です。表はジムニーとシエラのMT、ATと先代MTで作りました。燃費表示が新型はWLTCになっているので郊外モードで表示してあります。

というワケでスズキ新型ジムニーの試乗でしたが、悪路走破性を極める為に犠牲になっている日常快適性というの少ないものでした。高速道路での安定性だけ気になりますが、タウンスピードでは上質とすら感じる乗り心地に驚きです。MTモデルを欲しかった人は即契約してもいいのではないでしょうか。ATモデルに関しては4速ATなのがネックなんですよねー。

こちらはシエラ。エンジンが1500ccになって樹脂製オーバーフェンダーを装備するのでタイヤが195になります。見た目的には圧倒的にこっちの方がカッコイイ・・・

後部座席はデカいタイヤハウスの影響で2人座るのがやっとなのでした。

ジムニーとシムニーシエラの支払い総額を比較した記事はこちら