新車で購入した200系 4型ハイエース。オーディオレスなので自分でディスプレイオーディオとバックカメラを取り付けていきます。グレードはDX GLパッケージ、ハイルーフ、ジャストロー。ディスプレイオーディオはカロッツェリアのFH-8500DVSにしました。より新しいDMH-SZ700もありますが、値段が安い8500DVSをチョイス。
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私が買った時は42000円くらいでしたが、この記事を書いている段階では47800円。他のショッピングサイトでは3万円台前半で出ることもありますが、極端に安いのは在庫なし納期未定というのが多い。納期未定なら一旦消して欲しいものです。
裏側。左下にUSB端子があり、ここにデータ通信できるUSBケーブルでスマホを繋ぐことでAndroidautoやAppleCarPlayが使用可能に。付属品にUSBの延長ケーブルみたいなのがあるので、それを挿して表へ出しておいてね、という使い方です。
付属品。あと必要なのは車種別ハーネスとアンテナ変換キット。実はオーディオの隙間埋めパネルも必要なのですがそれは後で。
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バックカメラはカロッツェリアのND-BC8Ⅱ。安いのもあるけど壊れると厄介なので避けます。
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ではさっそく取り付け。作業は私と父の二人で行いました。
ハイエースのパネルは簡単に外せて良いですね。内装外しのプラスチックヘラみたいなのは4種類持っていますが、ハイエースのパネルは左から外していけば素手でも大丈夫。オーディオ取り付けだけなら内装外しヘラ不要だけど、バックカメラやスピーカー交換する場合はあった方がいいです。
オーディオ取り付け位置の中はこんな感じ。ディーラーオプションでドラレコが付けてあり、そのアースを取っているのが見えたので、オーディオのアースもここから取ります。DXはフロントドアの2スピーカーのみですがスーパーGLだと4スピーカーになるのでステアリングスイッチと書いたカプラーも使うことになるかも。
バックカメラの映像はギヤをリバースにした時に表示されるようリバース信号を拾う必要あり。パーキング信号も一応説明書では拾えとあるのでやっておきます。
オーディオ付属のハーネスはリバース信号とパーキング信号を挟んで分岐できるようになっているので、これを使っていきます。
こちらはラジオの変換ケーブルを繋いだところ。手に持っている青い線はアンテナコントロールとなっており、電動でアンテナが伸びる車種には必要なのだと思いますがDXのハイエースは手動なので関係なし。
こちらはマイクの線を引き込む為にギターの弦を使ったところ。まずこれを通し、マイクの線をテープで固定し、弦を引っ張って裏から通すわけです。他にもワイパーの補強に入っている金具なんかは適度なしなり具合で配線を通す時に使えたりします。
ここで一旦すべての機能が正常に作動するかチェック。ラジオの音は左右のスピーカーから出ているか、スマホを接続してAppleCarPlayが作動するか。そして仮でバックカメラの電源を取り、ちゃんとギヤをリバースに入れたら切り替わるか。すべてOKでした。確認できたらバックカメラの配線を助手席側へ通してオーディオを固定。
あれ?パネルの左右に隙間ができてる。どうも2DINデッキでもワイド画面に対応しているみたいで、隙間を埋めるパネルがないと上の画像みたいになっちゃうらしい。ということで隙間埋めパネルを購入し、後日取り付けるのでした。
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確かオーディオハーネスとパネルがセットになった商品もあった気がしたので、そっち買った方が少し安かったかも。
オーディオとスマホを接続するUSB端子は付属品のを使うとダラ~ンと垂らしておくかグローブボックス内とかに出しておくことになるので、エーモンのメーカー別USB通信パネルというのを使って純正っぽく仕上げます。
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オプションを付けた際にスイッチを増やせるようになっているパネルをUSB端子にするという商品ですね。データ通信できるモノと充電のみできるモノがあるので、必ずデータ通信できる方を使うこと。これ使うと最初からそこにUSB端子があったように見えるというわけ。上の画像でも下端に写っていますが、隙間埋めパネルを付けた画像の方が見やすいのでこちらをどうぞ。
エアコンパネルにはブランク2つと衝突軽減自動ブレーキのON/OFFスイッチがあり、この左側を使うことにしました。このブランク2つ、裏では何かのカプラーが繋がっていますがこの車には使われていないので外してOK。このエアコン操作パネルを外すのが非常に厄介で、ガッツリ外すにはシフトレバー周辺も外す必要があるっぽい。パネルを外すのが面倒だったのでエアコンパネルの左側だけ浮かせ、無理やり手を突っ込んでケーブルを通しましたが狭いし突起物が多く、ここでかなり時間がかかりました。でも見た目や使い勝手は良く、苦労した甲斐はあったと思います。それからグローブボックス下にも似たようなブランクスペース(緑矢印)がありますが、こちらはサイズが違うのでダメ。メーター回りのブランクスペースはサイズが合いそうでした。
ではバックカメラの本格的な設置へ。カロッツェリアのND-BC8Ⅱはカメラ本体から3mの線が出ており、先端には小さなカプラーが付いています。このカプラーが小さくないと車内へ入れる時に大きな穴を開けなければありませんからね。それを受けるカプラーから4mくらい配線があり、電源ケーブル&ナビやオーディオへ映像を送る線が出ている感じです。映像を送る線はすでにオーディオに接続してあるし、+電源はオーディオのアクセサリー電源に割り込ませてあり、アースは助手席足元のヒューズボックス付近のネジから取りました。(通電テスターで確認済み)この線を窓ガラスの上まで上げるので、助手席側Aピラーのカバーを外します。アシストグリップを外し、内装外しヘラで下の方にあるクリップを外せばAピラーカバーは外れるので、中にある配線と結束バンドで留めつつ上へ。ドアを開けた時に輪郭に見えるゴムを引っ張って外し、天井のライナーを浮かせて線を押し込みつつ後ろへ進みます。助手席の窓の後ろまできたところで暗くなったので一旦やめて、カメラ本体の取り付けは翌日へ。ここまでで5時間くらいかかりました。
リヤゲートの内張りはリベットなので内装外しですべて外し、中からリヤゲートを開けるノブやリヤゲートを閉める時に使うベルトも外して中を確認。赤丸した部分のネジを外すとナンバー灯が付いているパーツがフリーになるので、最後に左右の外側のリベットを引っこ抜けば外すことができます。そうそう、ナンバー灯の電源カプラーは忘れずに外しておきましょう。緑のA、青のBは何かと言うと、
上の画像の緑と青が通っていた部分です。車内へどうやってカメラの線を入れるかですが、本来はボディパネルに穴を開けて通すと思います。しかし見えない場所とはいえボディに穴を開けるのは気が引けたので、ナンバー灯の電源ケーブルがまとめてあるゴムに切れ込みを入れ、そこから車内へ入れることにしました。
上の画像では緑の穴にカメラが通してあります。これでできるか試したけど無理だったので、青い穴から車内へ入れることにしたんですね。(緑と青の色はその前の画像と共通)
車内へ線が入ったら、次はガラスの横を上へ上げる作業。そしてゴムの蛇腹を通ってリヤゲートから本体へという流れ。リヤゲートの中を通す作業は角度的に厳しく2人で作業することをオススメします。蛇腹の中を通すのもかなりキツく、針金は通せてもカメラのカプラーを結んで引っ張ったらカプラーが抜けそうだったので諦めて外に出すことに。ゴムとプラスチックに切れ込みを入れれば可能です。プロは蛇腹の中を通すのですが、それをやるには一旦カプラーの手間を切断し、細い線を1本つづ通した後に再び繋ぐのではなかろうか。切れ込みを入れた部分の強度は、まあたぶん大丈夫でしょう。雨も下側を切ったから侵入することはないと思うし。
配線は赤線で表示。リヤゲートから上に上げて蛇腹を通すまでが大変で1時間以上かかりました。車本体に入ってからは楽勝です。余った配線は赤線が急カーブして降りてきた部分でまとめました。たぶん80cmくらい余っていたと思われます。この車はハイルーフなので標準ルーフとは少し作りが違うかもですね。あとはバックカメラ本体を両面テープで圧着し、角度を調整してディスプレイオーディオの駐車ラインを設定して完成です。
こちらも3時間半くらいかかったかな。合計8時間半くらいかかったことになるので、それなりに面倒くさい作業ではあります。一応道具や取り付けの知識は多少あるとはいえ、いざ作業に入ると「どうやって線を通すか」と考え試す時間がかかるので、初めてやるとこれくらいはかかるのかもしれません。ハイエースで同じ作業をもう1回やるのならば半分くらいの時間で済みそうな気がします。とりあえず時間はかかったけど仕上がりはまーまーなので満足かな。
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