最近楽器屋さんに3回ほど足を運んだのですが、なんか楽器屋さんって怖いというか自分が場違いな感が凄くて居心地が悪いです。なぜ場違いに感じるか。それは私が何一つ楽器の演奏ができないからに他ならない。ショッピングモールにある島村楽器なので入りやすさはトップクラスのはずが、スタッフのイケメン爽やかニーチャンや小綺麗なネーチャンが「おいおい、こいつ楽器できるのかよ?www」という感じで私を見ている気がしてならないのです。実際にはスタッフの方々は私のことなんて気にしていないのでしょうけど、分かりますかねぇ?何かの専門店にド素人が入っていく気持ち。画材専門店に日常で使う鉛筆を買いに行くような、工具専門店に電池交換に使うドライバーを買いに行くような・・・ちなみに3回のうち1回目はアコースティックの弦を買うという目的があったので気楽でしたが、2回目と3回目は買おうか迷っているアコースティック本体が在庫で置いてあるか見に行ったので居づらかった・・・w 今の時代、40歳や50歳でギター始めようかな?なんて考えている人もそこそこいるでしょうから素人感丸出しでも全然おかしくないとは思うのですが、やっぱり私に楽器屋さんは場違いな気がしてダメだなぁ。
そう、今まで縁の無かった楽器屋さんに行った理由は「ギターを始めようかな」と思ったからです。ギター経験は高校生の頃、家にあった父のセミアコ(エレアコよりエレキに近い)で簡単なコードをいくつか覚え、ぎこちなくコードチェンジできる程度。Fも2本くらい鳴らない弦があるけどどうにかFに聞こえるかな、というレベル。そのセミアコはすでに捨ててしまったので、さらに古いアコースティックを引っ張り出してきて弦を交換する為に買い物に行った訳です。
そのアコースティックがヤマハFG110。40年くらい前のモノでしょうか。
弦は細い方が弾きやすいので一番細いエクストラライトゲージというのを張り、チューニングはスマホの無料アプリで済ませます。そして簡単なコードを押さえて弾いてみると、しっかり押さえられていなくて綺麗な音が出ない。うむ、もともと上手かった訳ではないからそう簡単ではないだろうと思ってはいたけど、現実はやはり厳しい。しかし弦が押さえづらい。そういえば高校生の時、友達のアコースティックを弾かせてもらった時に家にあるセミアコよりも弦が硬くてキッチリ押さえないと音が出なかったなーなんてことを思いつつ調べてみると、エレキギターとアコースティックギターは弦の高さ、「弦高」が違うというのを知りました。アコースティックの方が弦高が高いので、フレットの近くでしっかり押さえないといけないそうな。初めて知った。このあたりで私のギターに対する知識がどの程度か分かってもらえると思います。
アコースティックの弦高は6弦12フレットで2.5mm前後が普通というのも出てきたので、試しにウチのも測ってみると4.5mmくらいありました。そりゃしっかり押さえないと鳴らないはずです。弦高が高くなる原因はズバリネックの反り。順反りと呼ばれる弦に引っ張られるようなカーブになると弦高が上がる訳ですね。それとボディーが膨らむことでも弦高が上がると。
このギターはボディーの膨らみはほぼ無いように見えますが、ネックの反りはそれなりにあります。この反りを直すネジがサウンドホールの中にあるらしいけど、そんなの無いのであとはブリッジサドルを削るという手段になります。
↑の画像で弦を支えている白いパーツがサドル。削るのは弦に触れている面ではなく外した底部分。
当然削れば元には戻りませんが何十年も放置されていたギターだから壊れてもいいや、という軽い気持ちで作業開始。弦を外してサドルをペンチで掴みグイグイ引っ張り、少し浮いてきたら掴む場所をヅラし・・・とやっていたら、バッキリ割れましたw それでも気にせず80番のサンドペーパーでゴリゴリ削り、割れた部分には接着剤を塗って元に戻して弦を張ってみると3.2mmくらいまでは下がったように見えます。弾いてみたところ幾分弾きやすくなったし音もさほど変わらないし、新しいギターを買うまでしばらくこれで練習しよう。そう、やっぱり弾きづらいから新しいのが欲しいのですw
新しいギター 選びは楽しかったです。ギターの知識がほぼ無しだった(レスポールをギターメーカーだと思っていた)のでブランドとかアコースティックの構造や木材など勉強になりました。板の切り出しからアコースティックを作る動画も面白かった。日本のメーカーで3〜5万円くらいが良いとのことで、ヤマハ、モーリス、ヘッドウェイなどを調べ、アコースティックにはサイズがあることもここで知りました。普通のサイズとミニギターくらいは見れば分かるけど、ドレッドノート、フォーク、ジャンボなどいろいろあるんですね。ドレッドノートが標準だそうですが、私は手が小さいし、いづれ息子が触ることもあるか?と少し小さいフォークサイズに決定。メーカーとモデルは迷いましたが無難なヤマハFS830に。弾きやすいとか丈夫とか値段の割に音がいいとかレビューも参考にしましたけど、最大のポイントはタバコブラウンサンバーストという色がシブくてカッチョイイから。見た目が好きかどうかは重要なポイントです。ちなみにメーカー定価は税抜4200円で、yahooショッピングではほとんどの店が税込39270円で販売しているものの在庫有りの店はゼロ。amazonでは定価を超える5万円代で売っており、欲しくても定価超えはバカらしい。車で楽器屋さんを回ってみたらナチュラルカラーは売ってたけど他の色は在庫無し。コロナウィルスの影響で生産や輸入が止まっているのか?(日本メーカーでも10万円以下は海外製造)あんまり待つのは熱が冷めるから嫌だし、どうしようかなーと思っていたらショッピングサイトに登録していない楽器屋さんのweb販売に在庫があり、価格も税込39270円だったのでそこで注文しました。yahooショッピングならPayPayボーナスやTポイントで3000円分くらい返ってくるけど、このくらいの差ならすぐ欲しいですね。
調べていて岐阜県にKヤイリというギターメーカーがあるのを始めて知り、地元産のギターもいいなーと考えたのですが、普通サイズのギターは最低でも10万円するのでちょっとお高いんですよね。給付金を全額つっこめば買える。地元(と言っても車で1時間以上かかるけど)の会社の製品を買うのは良いことだと思うし、愛着を持ってギターに接するのも良い。が・・・私はiPhone12が欲しいのだ!ギターを買った残りをiPhone12の資金にしたいんです。てことで却下。どうせ音の違いなんて下手くそが弾くなら変わらないさ。
昔はメジャーなPOP曲のコードが載っている本を買って練習したものですが、今はYouTubeでいくらでも出てきますよね。動画だからストロークの雰囲気も掴めて分かりやすいし、初心者が最初に練習するべきことなんかもいっぱい出てきます。いくつか見て「これが自分に合っているかな」と思うのを試したり、気分転換に違う人の動画を見たりと、いくらでも参考になるものが転がっている訳ですよ。もっと若い時方が物覚えが早く指も柔軟に動くと思うけど、いくつもスバラシイ初心者向け動画がすぐ見られるのはポイント高いし、気軽に家で好きな時に練習できるのって強いと思います。そんな訳でFS830が届くまで古いアコースティックできらきら星の練習をしているとしましょうw
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