ネットに出てくるオススメ記事みたいなのでたまに見ていたベストカーとwebカートップですけど、こいつらタイとかで販売する小型車を新型発売!ってサムネにして釣ってきてイラつくので見ないことにしたら、メチャクチャスッキリしたんですよ。しかし久しぶりにカプチーノ復活の見出しに釣られてクリックしてしまいました。内容は・・・予想した通りペラペラのもので、どんな根拠があるのか不明な独自スクープによるとこれから4年くらいの間にカプチーノを筆頭にトヨタの小型FRスポーツやらスターレットが発売されるというもの。スターレットはヤリスをベースにできるから分かります。けどスズキがカプチーノを生産、販売するのはスターレットの100倍ハードルが高いのではないか?と素人ながら思うんですよ。
カプチーノと言えば軽自動車のFRオープン2シーター。今回は復活するとしたら1300ccということで、これはスイスポのエンジンでいけるし、騒音規制が厳しい現代において普通車サイズの方が対応しやすいのは分かります。けどFR車ならシャシーを新規開発することになりますよね。調べてみるとシャシーの新規開発&生産には600億円というとんでもないお金がかかるそうで、それを回収するには1台100万円の利益で6万台売れなければなりません。具体的に300万円の車を1台売ってメーカーにどれくらい利益が出るのか知りませんけど、シャシー以外にもボディパネルは当然、補給機やステアリング回り、足回りなども専用品になるであろうFR車で利益率は期待できませんから、何十万台売ったら開発製造費が回収できるか・・・20万台?30万台?
どんなに素晴らしい車でも2シーターのスポーツカーという時点でミニバンやSUVの1/10も売れません。例えばホンダS660が約7年間で生産された台数は約38000台です。ホンダは利益なんて期待せず、軽のスポーツカーを出してシンボル的なものにしたかったと予想しますが、騒音規制に対応できなかったのは痛かったと思います。最低10年、できれば14年くらいで5~8万台くらい売りたかったんじゃないかな。
ロードスターが1年で12000台くらい売れるとして、15年で利益が出るのかな・・・?
そう考えるとやっぱりスズキが単独でFRオープン2シーターのカプチーノを作ることは無いと思いますけど、トヨタと共同開発になれば話は別。トヨタの小型FRスポーツの噂は前からあって、これと共通シャシーならハードルは一気に下がってカプチーノ復活はあり得ます。(共同開発というスクープは無かったけど・・・)復活は20%くらいかなーと思いますが、ロードスターのライバルとしてどんな車になるのか楽しみではありますね。
ちなみにマイクロソフトの画像生成AIにスズキカプチーノ 2024というタイトルで作ってもらったのがこちら。
アバルト124スパイダーに似てるけど、スイスポみたいなグリルとヘッドライトで小型オープン2シーターにした感じで、普通にカッコイイ。
こちらはロードスターRFみたいなファストバックスタイルですね。ファストバックにしろという指示はしていないけど出てきました。レトロ系で丸みを帯びた前後フェンダーが良いです。オープンにできるのかは謎ですねw
これはスタイル的にFFですね。スイスポのシャシーを補強して作れるならスズキ単独で作ることも可能かも。4人乗りが可能なのもFFの利点であり、小型の4座オープンというと現在はミニくらいしか無く(屋根だけ開くフィアットやDSは除いて)、過去のホンダ シティ カブリオレみたいなポジションで面白いと思う。ただスポーツカーを期待する層にはオープン化で重くなって剛性が落ちるのは致命的なのでスイスポに流れそうだし、実用性も2ドアは不利というビミョーなポジションになりそう。こういう変な車、私は好きなんですけどね。
最後はおまけ。なんでオフロードタイヤなのか知らないけど、これはカッコイイですね。悪路も走れるオープンモデルは現在ありません。ジムニーのシャシーにネオクラシックスポーツの2シーターボディ、屋根は取り外しタイプかな?こんな遊び心の塊みたいな車ワクワクするじゃないですか。4座オープンもオフロードもカプチーノのイメージからは離れるけど、ハスラーだって昔のバイクから来ている名前だし、これはこれでアリだと思います。どれも同じようなミニバンやSUVばっかりの時代にはこういう変な車が必要なんですよ!
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