ロードスター購入から2年弱、ここ最近ヒール・アンド・トーの練習をしています。納車から間もない頃にアクセルペダルのかさ上げ(その時の記事はこちら)なんかもしましたが、ここにきてちゃんとできるようになりたいなーと思ったんですよね。
やっぱMTの運転はリズミカルで楽しく、そのリズムを乱さず滑らかに走る為にヒール・アンド・トーは必要なんだと思います。チャンスがあれば通勤中にも練習するのですが、流石に周囲に車両や人がいなくて安全だと断言できるシーンは少なくチャンスは1、2回あるかなという程度。あと信号待ちでギヤはニュートラルにして、ブレーキ踏みつつクラッチ&アクセルという足の動きを練習してみたりしてます。
で、失敗することも多々ありますが徐々に成功率が上がってきた気がするので、現状の把握と今後の課題を浮き彫りにする為に足元カメラを付けて動画を撮ってみました。それがこちら。
客観的に自分の足の動きを見てみると、なんか動きが大袈裟でカッコ悪いな・・・というのが率直な感想でした。成功率も上がってきたとは言え5割ちょっとなのでまだまだです。
プロが解説している動画を見ると足の動きは実にゆっくりで、「そうそう、こういう感じでやりたいんだ」って思います。マツダ ドライビングアカデミーでプロの同乗体験をした時にも思いましたが、熟練者の動作というのは滑かでゆっくりなのです。これができるから素早くやる時にも滑かにできる訳で、まずは急いでやろうとせず、正確に綺麗な動きを繰り返して体に叩き込むのが大切ですね。
課題として、まずアクセルを踏む場所ですが、もっと足の側面を使った方が良さそうです。大袈裟に足が動くのは無駄であり、最小限の動きでブレーキを踏みながらアクセルを煽るには、靴の踵ではなく小指の付け根や側面を使うのがいいと思うんですよね。自分の足を飛行機に見立て、水平方向の動きであるヨーは少なく、ロールでアクセルを踏む感じか。
もう1つの課題はアクセルを踏む感触をちゃんと感じることです。今は「これくらい足首を動かす」という意識で雑にやっているので、どれくらいアクセルを煽るかは適当なんですよね。4速を3速にするのと、3速を2速にするのはギヤ比の離れ方が違うので、当然3速から2速の方が沢山アクセルを踏む必要があります。一応頭の中で意識はしていますが、これをちゃんと足の裏の感触で感じて調整できるようになるのが理想。それにはやはり急いでやろうとせず丁寧にやる必要があります。
それからクラッチを踏み込むのが少し早いように思います。一連の流れが癖になっている感があるので治すのが面倒そうですが、クラッチ踏み込むと同時にアクセル煽るくらいの気持ちでやりたいところ。修正箇所ばっかりではありますが、すごくやり甲斐は感じていますよ。なんかギターの練習してた頃を思い出して、マニュアル車の運転って楽器の練習に似ている気がします。最初はCやAmといった簡単なコードを覚え、Fという最初の難関が現れ、これをクリアするとBが現れる。さらにストロークも練習しなければならない。運転もなんとなく上手くシフトチェンジできるようになってきたらブリッピングシフトダウンが現れ、これをクリアするとヒール・アンド・トーが現れる。で、なんとなくできるようになっても上手い人の正確で無駄の無い動きとはかけ離れている、みたいな。なのでひたすら練習して再現性えお高めるしかないんですよね。
YouTubeには、まずブリッピングシフトダウンをしっかりマスターしてはどうか?というコメントがもらえました。これもなんとなくやってはいますが、回転がしっかり合うのが成功とするなら成功率は50%以下なんですよね。6→5→4あたりは回転の差が少ないのでアクセルはちょっと吹かすくらいなのでわりと簡単に思えますけど、回転差が少なくてミスが目立たないとも言えます。、4→3は差がやや大きくなるのでミスすると目立ちますし、3→2はかなり吹かさないとガクンとなります。ついでにシフトのパターン的に6→5や4→3は直線移動なので素早くできるけど、5→4や3→2はジグザグなので少し時間がかかりますよね?そうするとクラッチ切ってる時間も変わってくるので、その間に吹かした分の回転が落ちるということもあり、いろんな要素が絡み合って綺麗にキマるかどうかが別れるのです。要するにブリッピングシフトダウンはできる気になっていたけど、やっぱりまだまだだということw
でもね、やっぱヒール・アンド・トゥできると運転は俄然楽しくなると思うのです。なんか乗りこなしている感が出てカッコイイというのがキッカケであっても、コーナーの手前でシフトダウンを安定した姿勢で完了させておけばハンドルに集中できるし、立ち上がりも最適なギヤで力強く行えるメリットは大きいです。リズムも気持ちいいし、車との一体感をより感じられるし、是非ともマスターしたいものです。目指すはi-DM青ランプ点きっぱなしのヒール・アンド・トーだ!
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