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40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

車動画の音質向上にZOOM H1e カメラに繋ぐ外部マイクではなくハンディレコーダーを選んだ理由

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車動画の音質向上にZOOM H1e カメラに繋ぐ外部マイクではなくハンディレコーダーを選んだ理由

Zoom H1 Essential(略してH1e)というハンディレコーダーを買ったので、そのレビュー的に車やバイクの動画を撮る方に向けて、マイクのお話しをしていこうと思います。マイクといえば音質が1番重要で、それを知るには聞いてみるのが分かりやすいので動画にしました。解説はVOICEVOXのずんだもんを使ってみましたが、これ面白いですね!(編集は面倒だけど)ということで音とおおまかな説明はYouTubeの動画をどうぞ。

blogは動画と内容がかぶる部分も多々ありますが、補足として見ていただけると幸いです。さて、Youtubeに動画アップするつもりでも、自分の記録の為でも、GoProに代表されるアクションカムで撮った音って、自分の耳で聞いて記憶したものと違ってなんかこもった感じだと思いませんか?私はそう思っていました。GoProではなくInsta360 OneRSというカメラを使っておりますが、一眼カメラのα6400に比べてこもった音なんですよ。耳に水が入った時の軽い版みたいな。さらに言うと10年以上前のSONY AS50よりもinsta360 OneRSは音が悪いと思います。

その理由は考えてみると簡単なもので、アクションカムってほとんどが防水じゃないですか。(AS50は防水ではない)なのでマイク穴の奥には水が入らないようにフィルターがあって、これが音を吸収してしまうから。カメラに例えるならレンズに指紋がついているような感じでしょうか。

ということで音質を良くしたいなら外部マイクです。普通は有線でカメラのマイク端子に挿して使うものか、Bluetoothで接続するタイプを想像すると思います。ただ、InstaもGoProも有線マイクを使うには専用アタッチメントが必要で、こいつが意外に高かったり使い勝手が悪かったりするし、Bluetoothのはそれ単体が平気で2、3万円するから高い。そこで登場するのがハンディレコーダーで音を別録りする方法。私が買ったZoom以外だとTascamが有名で、どちらもエントリー機なら1万円くらいで買えますからBluetoothマイクより安いんですよ。個人的に音質以前にBluetoothマイクというのは面倒だと思ってまして、あれってペアリングするまで地味に時間がかかるのと、ちゃんと接続できているのか不安なんですよね。バッテリー保ちも少し不安がありますし。有線は当たり前ですが配線がメンドウです。

その点Zoom H1eは電源入れてボタンを押せば確実に録音でき、ホールド機能があるので録音中に不意にボタンを押しても停止することがありません。32bitフロート録音によりマイク感度の調整をしなくても小さな音から120dbの爆音まで音割れでず記録されます。(32bitはもっと大きな音まで記録できるが、マイクの限界がH1eは120dbなのです)Bluetoothマイクに比べればかさばりますがビデオマイクとしては普通の大きさですし、簡単操作で確実に録ることができるのがメリットだと思います。ちなみにバッテリーは単4電池2本で10時間。電池交換が面倒だし、電池を抜くと内部カレンダーと時計が狂うので再設定する必要があるのが難点。

私が使う時はこの位置に貼り付けています。

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録りたい音源の近くに設置するのが基本ですね。そうすることで録りたい音が大きくなり、相対的に雑音は小さく感じます。見た目はアレですが、ここに有線マイクを付けるにはコードの長さがけっこ必要ですし、配線の取り回しと固定がメンドウなのが分かると思いますw

マイク性能はなかなかで、自然でクリアな音を拾ってくれます。ただ録音ゲイン調整無しで大きな音まで録れる特性上、普通の話し声くらいだと小さめに録音されるので編集時にボリュームを上げる必要アリ。別売ですがウインドマフを取り付ければかなりの風も無効化してくれ、屋外でも安心して録音できます。マイクはステレオ指向角90°のXY方式となっていますが、周囲の音もそこそこ拾いますからある程度雰囲気も残しつつ狙った音を録る感じで使いやすいと感じました。

デメリットは編集時に音を合わせる手間があること。でもこれ意外に簡単で、エンジン始動やクラクションなどで合わせポイントを作っておけば、編集アプリのボリューム波形に山ができるので、これを合わせるだけでよかったりします。

動画で聴き比べるとインスタはこもった音に聞こえるのですが、それ以上に気になったのが人の声を強調して記録しているような感じがすること。周波数帯にすると100〜200Hzあたりで、ここを強くする補正がかかっているっぽいです。ギターやピアノの音を比べた時、やけに力強く感じるんですよね。それに比べてZOOMは優しい音色に聞こえ、たぶんなんの補正もかかっていない自然な音なのだと思う。こいういのは好みの差だったり、使い方によって良し悪しが変わります。

最後に音質設定の話。音量は32bitのみしか選べず、サンプリングレートは44.1kHz、48kHz、96kHzから選べ、私はいつも48kHzで使っています。車の音を録るには48と96の差が感じられないし、この方がバッテリー保ちがいいんですよ。たぶん13時間くらい録れます。音楽やっている人は96kHzがいいんでしょうかね。

ということでZOOM H1eのレビュー的なお話でした。コンパクトで軽いのでバッグにつっこんでおけるし、確実に録音できて音も良いと、私的には使い勝手と音のバランスが良いマイクでした。車やバイク動画をやっている人にわりとオススメです。

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