ぐっどすぴーど

40歳手前のオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2017年12月、F54クラブマンSDとDJデミオディーゼルが我が家に加わり、家の車がPHVとディーゼル車になりました。

トヨタ プリウスPHV 試乗 標準プリウスとの比較

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トヨタ プリウスPHV 試乗 標準プリウスとの比較

今回、動画はNGでしたがプリウスPHVに試乗したすぐ後に標準プリウスも試乗させてもらったので、比較することができました。販売店さんと営業さんに感謝です!ちなみにプリウスPHVはデビューした直後に違う販売店さんで試乗させてもらい、その時は動画も撮らせてもらえたので、よろしてればその様子もどうぞ。

まずPHV車と標準車を乗り比べた感触ですが、加速時はPHVの方が車が軽く感じられ、乗り心地は重厚さ(あくまでも標準プリウス比)を感じます。プリウスPHVは高級車に乗っているな・・・と思えてくる、ハイレベルな乗り心地でした。モーターによる加速も力強く、かつ無振動で静かなのでよりそう感じます。サスペンションやダンパーは車重が違うのですから異なるセッティングだと予想できますが、営業さん曰くボディの補強もされているということで、車重も含めてすべての要素が良い方向に向かったのでしょう。素人の私でも分かる違いでした。もう少し詳しく見ていきましょう。標準プリウスとの比較表も載せておきますが、エンジンとモーターのトータル出力は記載が無い為空欄です。バッテリー容量もカタログでは標準プリウスはkWh表示が無い為空欄。かなり価格差があるのが気になるところです。

加速に関して。試乗コースがそんなにアクセルを踏める場所ではなかったのですが、やはりPHVのモーターによる加速はとても良いです。ほぼ無音、無振動で力強くスィーっと加速していくのは気持ちがいい。モーターはレスポンスも良いのでスピードの調節がしやすいのもポイントが高いですね。そんな特性なので、車重は重いのに軽く感じるのが発進からタウンスピードでの加速の印象です。ちなみに予想になりますが、フル加速するとプリウスPHVのモーターのみの加速というのは大した事ないと思います。タウンスピード程度の加速というのはトルクは15kg-mくらい使うと思いますが、馬力はせいぜい50psくらいしか使っていません。よってモーターの特性と合っており、かつ静かなので「頑張っている感」が薄いので錯覚してしまいますが、そのままフル加速すると60km/hからの速度の伸びはあまり期待できないかと思います。我が家のBMW330eがそうなので。まぁ加速力が本当に欲しい時はエンジンの力を借りればいいんですけどね。

乗り心地&ハンドリングについて。最初に書きましたが、プリウスPHVの乗り心地は非常に良いです。基本的には柔らかめで、高いボディ剛性と見事なセッティングのサスペンション、それにちょうどいい車重で、段差を超えても車体はフラットに保たれます。このフラットな乗り心地というのが標準プリウスとの違いで、こちらはもう少しフワフワした感触。段差を超えた瞬間のショックは似たような伝わり方なのに、その後一瞬で元に戻るPHVに対して、少しフワっと残るのが標準プリウス。乗り比べるとけっこう差を感じ、この乗り心地だけでも20万円くらいの価値があると私は思いました。ハンドリングについてはあまり試せなかったのですが、乗り心地から想像するに、PHVの方がGをかけてもふんばってくれそうな気がします。

車内の静粛性について。営業さんはPHVの方が遮音に気を使っていると言っていましたが、大きな違いは感じられなかったというのが正直なところです。基本モーターで走ってしまうPHVの方が静かな気はするし、そのせいでロードノイズが五月蝿く感じるとも言える部分で優劣がつけづらいです。どちらもかなり静かな部類に入ると思うので、あまり心配することはないかと。

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エンジン音は、今回PHV車は試乗時間が短かったこともあり、ずっとEV状態で走っていたので前回の記憶を辿ることになるのですが、PHVの方が五月蝿い気がしました。が、その前回の試乗時にエンジンをかけたのはバッテリー充電モードの可能性があり、このモードだと少しエンジン回転が高いせいで音も大きくなるとのことなので、評価は正確にできません。標準プリウスはエンジンが始動していましたが、ゆったり走っている分には静かだし振動も少ないと思いました。

ブレーキは回生と普通のブレーキを車が勝手に切り替えているはずですが、タッチと減速感に差が無く、流石ハイブリッドに慣れているトヨタだなーという印象です。330eのブレーキは回生から普通のブレーキに切り替わった時に少し違和感があり、止まる一歩手前で制動距離が伸びるように感じる時があり、そこだけ少し気持ち悪いんですよね。

天井をソーラーパネルにして太陽光で走行用バッテリーを充電するオプションは非常に面白いと思うのですが、Sでしか選択できないのが不思議です。充電量は最大で1日6.1km走行分ということで、かなり効率は良さそう。あくまでも最大で、地域や季節、天候に左右されますが、トヨタ公式サイトで各地の平均値が載っていました。親切ですね。平均値だと2.7km分くらいでしょうか。オプション代金は約28万円ということで、その金額を充電でペイするには何十年かかるか計算はしていませんが、そういう考えで選ぶ人は少ないでしょうね。捨ててしまっている太陽光エネルギーで例え2.7kmでも走れる!ということ自体に価値があると思います。

バッテリー充電に関しても急速、200V、100Vの3種類に対応している(Sは急速対応していません)のが親切ですよね。時間はかかるけど工事の必要が無い100V充電は、満充電まで14時間とやや時間がかかりますが、手間無くPHVを楽しむという意味で有り難いのではないでしょうか。

最後に価格について考えたいと思います。表に載せたAプレミアムでの比較で価格差は112万円。グレードを下げてもだいたい100万円くらいの差があります。BMWの場合だと320iと330eの差は70万円なので、プリウスはPHV化でかなり値段が上がっています。3シリーズは元がガソリン車なのでモーターとバッテリー両方を追加しているのに対して、プリウスは元がハイブリッド車なのでメインとなるフロントモーターは共通。しかし値上がり幅が大きいのは、外観を変えたこと、ボディの補強などが大きい理由でしょうか。先代は外観が同じだったことが不評の理由の1つだとトヨタは判断したワケで、外観を変えるのはアリだとは思います。私はPHVの顔の方が好きですし。しかし100万円以上上がるのは、いくら乗り心地が良くてもちょっとな、というのが正直なところ。外観はまるっきり同じでPHV化したモデルが50万円UP、プリウスの名前を捨てて外装も内装も変えたモデルを150万円UPで売る、というのはどうなんでしょう。

結論として、乗り心地の良さは標準プリウスとけっこう差があり満足度が高い。それプラスEV走行時の静けさ、振動の無さは非常に気持ちいい。バッテリーのみで走れる距離もカタログ値の70%だとしても45kmくらいあるので、通勤の往復に使うくらいは走れそうなのがすごい。しかし価格はもう少し頑張ってAプレミアムで390万円くらいにしてほしかった、ですね。

写真を載せつつ、その2もやりたいと思います。