「キーボードを綺麗にしたい」と思いました。私はFILCOのMajestouch(フィルコ マジェスタッチ)というキーボードを愛用していますが、買ったのが昔のblogを見ると2007年9月。もう11年も使っているのか!時間が経つの早いな!と驚きです。その間キーボードの掃除というと、時々ウエットティッシュで拭いてはいますが、キーの側面は他のキーが邪魔で拭けないし、底にはホコリが溜まっているのも見えます。一度気になると我慢できなくなり、バラバラにしてしっかり掃除してやろうと思い立ったのでした。このキーボード清掃、しっかりやると3時間くらいかかるので暇な時にやることをおすすめしますw
↑ご覧のようにキーの側面と底に大量のホコリが見えます。私はお菓子を食べながらタイピングすることは滅多にありませんが、昔数回やったのか、お菓子のカスみたいなのも見えますね。
キーを外すツールが売られているみたいですが、思い立ったらすぐやりたい性分でして、届くのを待つのが嫌なのです。単品で買うと送料もかかるし。試しに釣り用の糸をひっかけて引っ張ってみると意外に簡単に外れたので、この方法でいくことにします。
1つ1つすべて糸をひっかけて外していると時間がかかりますが、1つの枠の中で端っこを糸で外してしまえばマイナスドライバーで隣のキーが外せるようになるのでそんなに時間はかかりませんでした。F1を糸で外し、F2からは隙間ができるのでマイナスドライバーで持ち上げて外すという感じ。
キーを外すと・・・汚っ!これはやりがいがあるw スペース、エンターなどの大きなキーは金属の棒でグラつかないように補強されていますので、知らずに力を入れると爪が折れるかも。この方式で付いているのは上の画像の左シフト、スペース、エンター。そして写っていませんがテンキーのプラス、エンター、ゼロの合計6個。
これらのキーを外すのは、私の場合、土台から金属棒をラジオペンチで押して外しました。上の画像のスペースキーは右(キーボードでいう手前)に押せば外れます。けっこう固いので折れないかビビる。
裏を見るとこうなっています。(上の画像はテンキーのエンター)外す時に金属棒は土台に付けたまま、開くように力を入れてキーのみ外す方法もアリ。これはやりやすい方でいいと思います。ちなみに掃除が終わってキーを戻す際にはこの金属棒をキーから外し、土台に取り付けてからキーを取り付けました。
上の画像参照。戻す時はこの方法じゃないと無理な気がします。
掃除自体は乾いた歯ブラシでホコリを払っていくという単純なもの。ペンキを塗る用(絵筆より硬め)の筆なんかがあると楽です。
しかしカバーが付いたままだと角や隙間の掃除ができないので、バラすことにしました。ネジは3箇所。中央はシールの裏にあります。
ここまでは簡単ですが、前側の爪がけっこう固いので注意が必要ですね。車の内装外しに使うプラスチックのヘラを隙間につっこみ、できたスペースからマイナスドライバーを入れてこじることで外せます。多少キズは付きますが、普段見えない場所なのでOK。
これでトップカバー、本体、土台の3つに分かれます。
最初からトップカバーを外すつもりで作業するなら、まずトップカバーを外してしまいましょう。するとキーは指でつかめますから外すのが簡単。
裏側。
ここまで来れば掃除は非常にしやすくなりますね。ホコリを払い、ウエットティッシュで拭いてみますが、そのウエットティッシュの毛がパーツの隙間に挟まるし、さほど綺麗にもならならなかったので私は歯ブラシによるホコリの除去だけで十分と判断しました。
普段はキーが邪魔で拭けないカバー側面を念入りに拭き、戻して本体清掃は終了。次はキー。
食器用洗剤を少し入れたバケツにキーをぶち込み、
1つ1つ溜まった手垢を拭いていきます。11年分ですからね。キーボード清掃の中で一番地味で時間のかかる作業。触ると「ヌルっとしている」キーがよく使うキーっぽく、シフト、スペース、エンターは予想通りでしたが、タブ、F7、十字キーも汚れていたっぽい。
どうせ取り付けるまえに乾拭きするし、適当に乾燥。
金属棒のある6つのキーを先に取り付け、あとは他のキーをパチパチと押し込んでいくのみ。私は作業前の画像を見ながら戻していきましたが、公式ページにもキー配置の画像があるみたいなので安心です。テンキーのプラス、マイナス、スラッシュなどは場所は分かるけど向きはどっち?と迷うので、そこだけ注意ですね。しかしまぁ・・・この「掃除を終えてキーを嵌めていく作業」というのは至福かもしれない。達成感が凄いのですw
ということですべてのキー嵌めて掃除完了。十字キーを入れた後に残っていた「←」のキーはなんだ?と思ったらバックスペースでしたw 清掃前と後で比較してみましょう。
曇ってきたので露出とWBが違うのが惜しいのですが、無茶苦茶綺麗になりました。綺麗すぎてしばらくサランラップカバーして使おうかと思ったくらいw スマートフォンは簡単に拭けますが、キーボードの清掃は予想以上に時間がかかりました。しかしその分達成感があり、2、3年に1回くらいはやってもいいかな、と思えましたね。バラせるタイプのキーボードを使っている人は、暇だなーという時にやってみると楽しいかもしれませんよ。
追記:その後、嫁さんのキーボードも同じ様に掃除しました。owltech(オウルテック)というメーカーのもので、構造はfilcoとほぼ同じ。裏側中央のネジがケーブルの後ろに隠してあるのが違うくらいで、金属棒で補強されているキーはまったく同じでした。
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