昨日の夜、私の飼っていたセキセイインコが天国へ行ってしまいました。飼い始めたのが2015年6月なので3年3ヶ月の命。インコは体調が悪くてもそれを表に出さない習性があるので、何か様子がおかしいと感じた時には手遅れになっていることがあります。以前飼っていたセキセイインコも「ちょっと足に力が無いかな?」と思った2日後に死んでしまいましたし、今回はもっと急でした。2時間前まで止まり木に止まっていたのに、ふと鳥かごを見ると止まり木にはおらず、下でうずくまっているのです。足もしゃがむような姿勢ではなく横たわっているような状態で、それを見た瞬間、もう長くはないだろうな、と分かります。暖かくしてあげるのが大切なのでエアコンの無い部屋に移動しましたが、気づいてから約1時間後、私の見ている前で天国に旅立っていきました。
寿命はだいたい6年くらい、長生きな子は10年以上生きるセキセイインコ。事実私が昔飼っていた子で12年生きた子がいました。3年3ヶ月は私の飼い方が悪かったか、もともと体の強くない子だったかのどちらかなのですが、当日の糞の状態は変でした。通常セキセイインコの糞は黒と白が半々くらいの割合でコロっとしています。しかし異変に気づいた時に鳥かごの床となる新聞紙を見ると、白い糞ばかりで量が通常の1/3くらいだったんですね。動物の健康状態を知るのに糞は重要なヒントなのですが、前日、前々日の糞の状態を覚えているか?と考えると、ハッキリは覚えていないのです。毎日鳥かごの清掃、餌と水を替えるのは私の日課でなんとなくやっていた感がありましたが、毎日油断せず観察する必要がありました・・・
(画像は生後半年くらいのもの)
インコの名前はオーチャンと言うのですが、4歳の息子は私と嫁さんがじっとオーチャンを見ているので、どうしたの?と聞いてきます。なので「オーチャンね、死んじゃったんだよ」と返すのですが、ぽかーんとしています。ゲームの中でキャラクターが倒れリスタートする、あるいは敵キャラが消えることを「死ぬ」と息子は表現しますが、現実での死ぬということの意味はイマイチ分かっていないみたい。私の母の姉のお葬式が1年前にあったのでそのことも覚えているはずですが、そう経験するものじゃありませんからね。これを機に、死ぬとはどういうことなのか教えてあげるのが親の務めというもの。「オーチャンは天国へ行っちゃったんだ」「え?でもここで寝てるみたいだよ」「体はここにあるけど、心が天国に行っちゃうんだよ。だからここにいるオーチャンはもう動かないし、パパと遊んだりすることもできないんだよ」「寂しいね・・・」「でも、天国にはオーチャンと同じインコがいっぱいいて楽しいと思うよ」「そっか。それなら寂しくないね」というような話をしました。我が息子はワガママで頑固だけど、優しい面もあるのだな、と思う夜の出来事。ペットの死は辛いけど、こうして息子の優しさと強さになってくれるのなら、意義のあるものだったと思いたいですね。
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