ぐっどすぴーど

40歳手前のオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2017年12月、F54クラブマンSDとDJデミオディーゼルが我が家に加わり、家の車がPHVとディーゼル車になりました。

試乗 ボルボV90 T6インスクリプション

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試乗 ボルボV90 T6インスクリプション

XC90から始まった新世代ボルボですが、海外ではとっくに発売されていたV90がようやく日本に導入され、試乗することができました。SUVよりもワゴン好きな私にとってはこっちが本命です。さっそく外観を見ていきましょう。今回もクリックで最大化します。

試乗車はマジックブルーメタリックという紺色でしたが、これが実にいい色です。大人な感じと華やかさの両方を感じ、V90の雰囲気に合っています。

V40のマイナーチェンジ版では違和感を感じる縦模様のグリルですが、こちらはしっくりきます。

20インチというかなり大きいホイールが標準。見た目のバランス的にはこれくらいがちょうどいいのかもしれません。

全体的にXC90と似ているインパネですが、装飾パネルの付き方やエアコン吹き出し口などが違います。シフト周りやメーターは完全に共通っぽいです。

試乗車はオプションのBowers&Wilkinsオーディオ(45万円)を装着しており、ご覧のようにスピーカーカバーがアルミとなり、中が透けて見えています。超カッコイイ!19個のスピーカーと1400Wアンプというとんでもないスペックで、ヨーテボリコンサートホールの音響を再現できるそうです。試しにサンプルCD(恐らく高ビットレートのデータで収録されている)を聞かせてもらいましたが・・・残念な私の耳ではその良さが理解できませんでした・・・いや、ハッキリ音は聞こえるし、低音も鳴ってるなーとは思うんですけどね。違いの分かる方は「これは凄い!」となるのでしょうか・・・

後部座席のドアもカッコイイです。

ボルボと言えばウッドパネルだと私は思っており、XC90 T5の時はアルミパネルで少し残念だったのですが、V90 T6はリニアウォールナットウッドトリム。つや消しでまさに「木!」という感じがステキ。ちなみにV90もT5だとアルミとなり、V90クロスカントリーはなぜか一番安いモデルから高いモデルまで黒っぽいウッドとなります。

そしてT6はキーにシートと同じカラーのレザーが貼ってあり超お洒落!これは満足度高い!

モニターはXC90と同じみたいですが、エアコン吹き出し口のデザインが変わりました。

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オーバーヘッドコンソールもカッコイイですねー。羨ましいですねー。(V60前期は安っぽい)

ライバル車との比較表も載せておきます。BMWは5シリーズツーリングがデビュー前なので無し。

乗ってみた感想はと言うと、まずハンドルを切ると、その感触が独特です。基本軽いのですが、しっとりしているとか、ぬるりとしているとか、そんな感じ。そんなハンドルに伝わる路面やタイヤの様子は薄めです。あんまりダイレクトに伝えると疲れるからかな?ハンドルを切った時の車の動きはクイックすぎず、ダルすぎず、軽やかにスイーっと曲がっていきます。ハンドルの感触とも合っていて、これが新しいボルボの世界感ということでしょうか。XC90と方向は同じで、より上質な気がしました。

乗り心地は20インチのホイールに薄いタイヤですが、かなり良いと言えます。言葉にするのが難しいですが、あまり重厚さは感じないんですよね。ハンドリングとも繋がることなのですが、軽やかなんですよ。段差の乗り越えの時、重さを感じさせず、軽やかにストッとクリアして、突き上げは最小限。1850kgくらいある車なんですけどねぇ。スピードが上がってくるとどうなるのかは不明です。

エンジンは、320ps、40.8kg-mというパワーですから、市街地で試すことすらできません。片鱗だけでも見てやろうと少し踏み込んだ時は、かなりの加速をしてくれました。加速力は十分ですが、XC90 T5でも十分だと感じたので、T6とT5の違いは高速道路の追い越しくらいでしか体感できないかと思います。それよりもキックダウンの遅さが少し気になりました。中途半端なアクセル開度だったせいか、ATの学習機能(たぶんあるよね?)のせいか分かりませんが、XC90 T5の方がレスポンスが良かったです。新しいモデルが悪くなっていることはまず無いと思うので、理由は先に挙げた2つのどちらか、あるいは両方でしょう。

エンジン音自体はXC90と同じくらいに感じます。基本は静かで滑らかに回っていますが、530iセダンにはわずかに届かないか、というところ。アイドリングストップからの復帰も似たような感じで、ちょっと揺れますね。

シートの感触は流石に良いです。ナッパレザーということで、T5のレザーよりしっとり柔らかい。レザー本来の魅力は多少手荒に扱っても平気な丈夫さだと思うとT5のレザーの方が分厚く強そうですが、座り心地は当然こちらが上です。それからベンチレーションが付くのもT6の魅力です。

ボルボの目玉機能である半自動運転、ACCとパイロットアシストについてはXC90で体験しています。興味のある方はここからジャンプできます。

価格から考えると、T6はE250ワゴンスポーツとほぼ同じ価格なんですね。恐らくBMWも530iツーリングを似たような価格で出してくるはずです。私はベンツを運転したことはありませんが、530iツーリングがセダンと同じ感触だとすると、V90は同じステージで戦う能力はあると思います。上品で軽やかに走るV90は気持ちいいクルージングを提供してくれるはず。路面からのインフォメーションを薄っすらオブラートに包んで知らせてくれる軽めのハンドルも、長距離を走ると楽なのかもしれません。そしてT6ならE250より100馬力、530iより50ps強力なエンジンを積んでいるというメリッがあります。よってパワー比較すると有利。パワーはそこそこで十分ならば、T5を選択すれば価格で有利。530iはエンジンのスムースさや、飛ばして走りたく感覚とコンフォート性の相反する要素を高次元でバランスしているのが魅力。でも価格が高め。なかなか面白い戦いができるのではないでしょうか。

ディーラーの数とブランド力でドイツ勢と比較すると販売台数はかなり少ないと思われるV90。ですがリラックスして気持ちよく走れる実力は相当高いです。もし私が買うなら・・・これから写真を少し載せるクロスカントリーですね。

追記:2017年5月に試乗できました。V90との比較してどうか?というのはこちらからどうぞ。

展示車のカラーはルミナスサンドメタリック。狭い室内なので写真がやや無理やりなのは仕方ないと思ってください。

グリルとバンパーが違いますね。以前はフェンダーやバンパーの黒い部分は無塗装の樹脂製で、これが日焼けして白っぽく色あせてくるのですが、今回からグレーに塗装されており、耐久性がアップしたそうです。長く乗る人には嬉しいですね。

私はV60の前にXC70に乗っていて、このワゴンの車高を上げた車が好きなんですよ。微妙なアンバランスさが好き。なので自分で新型90系を買うならば、パワーは250psで十分なのでV90クロスカントリーT5を選びますね。まぁ・・・・本当に買える価格ではないのですが・・・