ぐっどすぴーど

40過ぎのオジサンが車の試乗をして感想を書くblog。youtubeで動画配信もしています。2022年9月、MT車に乗りたくてNDロードスター NAVY TOPを購入しオープンドライブを楽しんでいます。

F54クラブマンにリヤドラレコを取り付け

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愛車のクラブマンのリヤにユピテルのドラレコDRY-SV50cを取り付けました。嫁さんのデミオ用にfullHD画質のDRY-SV1050cと間違えて旧型のHD画質SV50cを注文してしまい、開封したので返品交換ができなかったという間抜けなミスをしたのでこいつをクラブマンのリヤに取り付け、デミオのフロント用は新たにSV1050cを購入したのでした。

というワケで手元に新旧2台のドラレコがあり、外観を比べた記事はこちら

クラブマンのトランクへのアクセスは観音扉。この扉部分に取り付けるなら室内に電源ケーブルを引き込む必要がありますよね。究極に綺麗やるならテールランプなどの配線がまとめられているゴムの蛇腹の中にいっしょに通すか、この蛇腹に固定しつつ車体へ入るゴムパッキン部分に穴を開けて入れるかです。

しかしそれは難易度が高い。少し難易度を下げるならトランクの輪郭部分にある密閉ゴムを一箇所跨ぐ方法。こっちならやれなくはない感じ。

しかしもっと簡単なのは扉部分に来ている配線にエンジンONかアクセサリーで通電するゲーブルがあれば、そこから分岐する方法。ポジションランプやリヤワイパーですね。とりあえず電気が来るのかどうか、内装パネルを外して配線をチェックしてみましょう。

内装パネルはガラスから上と下の2つで分割されており、上を外してから下を外す順番なのは見れば分かります。上側は簡単に外れますし、下側の大きなパーツも特に道具を使うことなく力技で外すことが可能。しかしそこそこ力がいるのと、外れる瞬間にバコンという音と衝撃があるのでちょっとビビる。

左右の扉のどちらに付けるかは好みですが私は向かって左に付けるつもりで作業を開始しました。グラブマンの観音開きドアはまず右を開け、次に左を開ける順番があるので、少しでも開け閉めする頻度の低い左に、という理由です。

内装パネルが外れたら配線をチェックしていきますが、まず結論から書くと、この中にエンジンONやアクセサリーで通電するものはありませんでした。しかしリヤワイパーへ入っていく3本の内1本がテスターを当てた時に通電していたので、「これでイケル」と思い込んで作業を進め、全ての接続を終えてテストでドラレコの電源が入らなかった時に「なんで電源入らないんだ?」と迷ったのですよ。

なぜテスターを当てた時は通電したのか?このケーブル、どうもトランクが開いているか閉まっているかをチェックしているっぽいです。

上の画像左側の赤丸がリヤワイパー用のカプラーで、これはカプラーが外れた状態。茶、赤白、黒の3本で、黒だけ少し細い線。この黒がアクセサリーONで通電すると勘違いしたケーブルです。カプラーを外しテスターのプラスをつっこむ(勿論テスターのマイナスはアースに触っている)と、システムOFF状態では通電せずアクセサリーONとエンジンONでは通電しているのを確認できますが、不思議なことにカプラーを接続するとアクセサリーとエンジンONで通電せず、なぜかシステムOFF時に10秒くらい通電するのです。まさかカプラーを繋ぐと通電状況が変わるとは思わず、それに気づくまで配線の接触不良を疑って1時間くらい無駄に費やしました。

クラブマンのリヤワイパーはリヤゲートが開いている時には動きません。なのでリヤワイパーを動かしていいのかどうかをコンピューターに知らせる役目をこの黒いケーブルが担っているのでしょう。扉が閉まってワイパーを作動できる状態なら通電しない、扉が開いていて(カプラーが外れている時も)ワイパーが作動できない状態には通電しているケーブルなのでした。残りの茶と赤白はワイパー作動時に通電するもので、間欠ワイパーを作動させるとブレードが動いている間赤白が通電し、茶はプラスを触らせたところ常に通電しないので、恐らくマイナスだと思われます。

ということで、もう扉に着けるのを諦め、室内のトノカバー付近に取り付けることにしました。撮影範囲的には扉に付けるのが良い。それは分かっていますが、トノカバー付近でも煽られるくらい接近されれば映ります。ただ後続車のナンバープレートは接近されるとガラスの下に消えるし、遠いとピラーが邪魔で映らないという弱点アリ。なのであくまでも追突された時の状況をフロントドラレコと合わせて証明するもの、となります。

電源はレーダーとフロントドラレコの電源を取ったところからさらに分岐。タコ足配線ですが、まぁ5Wの機器3個くらいなら問題ないでしょう。ダッシュボード横のパネルを開き、プラスマイナスを間違えないよう接続します。1つ注意点としてユピテルのドラレコは5Vで作動するようになっており、付属のシガーソケットプラグを使って12Vを5Vに減圧する必要アリ。(ソケット部分をバラすと抵抗?コンデンサー?みたいなものが4つくらい入っている)

上がクラブマンの室内ヒューズボックス。下がヒューズの位置と役割を示す車載説明書の裏表。ネットで調べて49番から電気をいただいていますが、説明書ではエンジンマークなので冷静に考えると「これでいいのか?」と少し心配になる。ブランクになっているところをテストしまくって、エンジンONで通電する場所を探そうかな。

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とりあえず今のところ配線焼けや動作不良などは起きていないのでまた暇な時に、ですね。プラスマイナスの接続が終わったら動作テストし、OKだったので後ろまで配線を隠しながら進んでいきます。

赤い線で示した部分で配線を隠しつつ後ろへもっていきます。

幸いドアの下側のカーペットと内装プラスチックの境目がいい具合のユルさで、ここにグイグイ押し込んでいくだけ。リヤシートの座面部分でカーペットからドアの密閉ゴムへ場所移動し、Cピラーからクオーターウインドウへ逃げて完成です。付属の電源ケーブルは4mで、この取り回しで20cmくらいの余り。ちょうどいい長さでしたね。

これで配線は完了なのですが、ドラレコの電源が入ったり切れたりを繰り返す現象が起き、またも悩むことに。こちらの理由はドラレコの電源端子の接触が甘く、電源ケーブルを傾けると接続が途絶えるみたい。ケーブルの頭は90°曲がっているのですが、少し角度が変わっただけで電源が落ちるくらいならストレートにしとけ!と思う。

仕方ないので電源ケーブルと土台を配線まとめの針金で軽く固定し、とりあえず電源が落ちないようになったけどしばらくはちゃんと電源が入っているかチェックしなきゃダメですね。同じユピテルでもSV1050cは電源ケーブルをグイグイ曲げても電源は入ったままなのでSV50c特有の問題か・・・

この取り付け位置からの映像はこちら。上下反対向きに本体が固定されているので撮影画像も逆さまになっているところを私が反転させました。なので撮影日時は逆さまに見えています。

上の画像は普通からやや長めに車間距離を取った車が後ろに1台いましたが、まったく映っていません。次は車間距離がやや近めの場合。

すこーしだけ映ってますね。

信号待ちではこんな感じに映ります。これでお互いのバンパー先端との距離は80~100mくらい。ナンバーは映りませんし、ドライバーの顔もこの時は雲が反射して見えませんが、反射がなくても解像度的に判別できないでしょう。煽り運転の証拠にはならないですね。

夜間。けっこう濃いフィルムが貼ってある我がクラブマンですが、真っ暗の田舎道でなければそこそこ映るみたいです。なので追突された時に自分は止まっていたのか動いていたのかくらいの証明をすることは可能であり、取り付けた意味はありそう。

そんな感じで色々と妥協して取り付けたリヤドラレコでした。フロントの補助くらいにはなってほしいものですが、そもそも追突されない運転を心がけるのがベストというのは言うまでもないですね。

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